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ドメラーズⅢ世の編集履歴

2014-11-16 09:30:05 バージョン

ドメラーズⅢ世

どめらーずさんせい

『宇宙戦艦ヤマト』に登場したガミラス軍の大型戦艦。後のリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』にて、リメイクされて登場。どちらもドメル将軍の座乗艦として登場、ただしその運用経歴は大分異なっている。(左の画像はリメイク版のもの)

宇宙戦艦ヤマト

改ガミラス一等宇宙戦闘艦『ドメラーズ3世』

【宇宙戦艦ヤマト2199応援】改ガミラス一等戦闘艦考

  • 所属:ガミラス軍 ドメル艦隊
  • 全長:不明
  • 武装

 大口径無砲身三連装砲塔×5基

 小口径無砲身三連装砲塔×4基


性能

 ガミラス軍の名将ドメル将軍が座乗していた最新鋭艦で、同軍の中では最大を誇るとされている。ただし直接的な戦闘はおろか、その戦闘能力は明確にされていないため、ヤマトを相手にどこまで戦えるのかは不明である。一応、砲撃はしている様であるが、肝心のヤマトは異次元内の不利を悟って逃げに徹底していたため、余り参考にはならない。

 一応、ビーム砲塔は大小合わせて9基27門も揃えており、これはガミラス艦艇でも2番目の多さである。因みに一番は戦闘空母で、空母モード(飛行甲板時)の時であっても砲身付砲塔だけでも8基24門、戦闘モードに至っては合計32門と最多を誇っている(この他にミサイルランチャー等を含めると、それこそガミラス軍随一の重武装と言えるだろう)。

 また航行能力も高く、異次元空間へ任意に潜り込むことも可能である事が、劇中でも明らかにされている。ただし、他の艦艇も同様の能力は持っている様子である。


経歴

 当艦が姿を見せたのは、ドメルがバラン星へ赴任する時に艦隊を引き連れて来たのが最初である。その後、3000隻を率いて異次元演習に参加。そこで偶然にも遭遇したヤマトと戦闘に及ぶが、相手が逃げに掛ったため満足な結果を得られることもなく取り逃がしてしまう。

 それから当分の間は出撃する機会もなかった。何故なら、ドメルは艦隊戦よりも謀略戦等に傾いており、ヤマトがバラン星に接近してきた時には出撃かと思いきや、ただ遠くから眺めて人工太陽を遠隔操作するだけというものだった。

 そしてデスラー総統からの横やりで作戦は失敗。ドメラーズ3世は艦隊を引き連れて帰還するはめになる。しかも再戦の願いが叶い、今度こそかと思いきや、何と円盤型旗艦であるドメラーズ2世へと移乗してしまった。そう、ドメラーズ3世は何の活躍もせぬままに、七色星団海戦に姿を見せず永遠に幕を下ろしてしまったのである。その後の詳細は不明で、別星系に配属されたか、ガミラス本星のドックに係留されたまま一緒に破壊されたか、或いは解体されたか・・・・・・。


ゲーム版

 なお、本編では不遇の扱いだった本艦だが、PS版やPS2版、WS版等のゲームにおいては、それなりに登場して活躍している。大半は敵役として登場しており、中には亜種として装甲を数倍に高めたコルサック艦なる物も存在する。

 また自軍の艦船として扱えるゲームもある。WS版では、敵軍として登場する一方、自軍の戦艦として扱う事の出来るミッションがある。他にはPS2版『イスカンダルの追憶』では、ガミラス艦隊そのものを操作でき、その中で援軍として当艦と同タイプの『ガーラ』『ドーラ』という名前で登場。(ただし、ゲームシステム上の欠陥があって砲撃しずらいという指摘がある)



宇宙戦艦ヤマト2199

ゼルグード級一等航宙戦闘艦『ドメラーズⅢ世』(3番艦)

一等航宙戦艦 ゼルグート級

  • 所属:ガミラス軍 第6空間機甲師団
  • 全長:730m
  • 武装

 490ミリ四連装陽電子ビーム砲×7基

 330ミリ三連装陽電子ビーム砲×4基

 艦首空間魚雷発射管×6門

 艦尾空間魚雷発射管×7門

 艦橋空間魚雷発射管×6門


性能

 大艦巨砲主義者であったゼーリック元帥主導のもとで建造された最新鋭重装甲艦で、全長はヤマト倍以上である730mにも及ぶ巨艦である。その巨体に違わぬ砲火力と、分厚い防御力を有している。

 ガミラス艦艇の中で最大口径砲たる490ミリビーム砲塔を搭載し、さらに大小合わせて40門という全体で2番目に多いビーム砲門数を有している。因みに1番目に多いビーム砲門数を持った艦は2種ある。特一等航宙戦闘艦デウスーラⅡ世』とゲルバデス級戦闘航宙母艦『ダロルド』であり、その数は何と大小合わせて54門! ただし、各口径の威力に関しては、デウスーラⅡ世が上回っている。

 防御力はガミラス艦の中でも1,2を争う固さを持っている。艦首の正面装甲は、ヤマトのショックカノンをいとも容易く弾くほど堅く(通常の艦艇なら、ショックカノンの一撃で仕留められてしまうが)、装甲がやや薄い上部甲板砲塔部を接射同然の至近距離で撃っても、ビーム砲と表面装甲しか破壊できない。さらには、舷側に集中砲火を浴びせても致命的な損傷には至らない。余談だが『デウスーラⅡ世』の装甲も侮れない。こちらは実体弾で撃沈されたが、それでも27発近い砲弾を受けても耐えていた(最後は自爆に近いが)。

 このような重武装、重装甲を追及した分、その巨大さも相俟ってガミラス艦の中では珍しく機動性が犠牲になっているのが欠点と言えよう。だが艦隊旗艦という立場を考えた場合、そこまで機動性は求められないのかもしれない。

 3番艦である本艦は、名称通りドメルの専用艦であり、同時に彼の率いる第6空間機甲師団の旗艦でもある。艦体にはドメルの二つ名である宇宙の狼を象徴する様な灰色のカラーリングが施されている。


オリジナル版との相違

 旧作におけるドメラーズ3世と同じであり、2199版では全体的にずんぐりした印象を持つシルエットになっており、後部甲板上にガイデロール級やハイゼラード級に似た形状の尾翼のようなものが追加されている。

 また、両舷にあったふくらみは、今作におけるガミラス艦のほぼ全てに意匠のように施されている「目玉」になっている。なお、艦首側面には艦名とガミラスのシンボルマークが刻印されている。艦橋部は分離して、独立戦闘指揮艦として運用できるよう、設定されている。



経歴(カレル163宙域まで)

 第11話における、小マゼラン外縁部に侵入してきたガトランティス迎撃作戦で初登場している。この戦いで活躍したのは主にバーガー率いる第7戦闘団であり、本艦の直接戦闘は無かったが、緑を基調とするガミラス艦隊の中で灰色の色彩が目立つ出で立ちを見せていた。

 第15話ではヤマトのワープ先であるカレル163宙域で配下の艦隊と共に待ち伏せており、ドメルの卓越した指揮能力もあってヤマトを窮地へと追い込んでいた。この時、ヤマトのショックカノンを弾くという驚愕の防御性能を見せつけており、視聴者にも驚きを与えている。さらにはゼロ距離射撃を受けても貫通されず、表面装甲と砲塔の全壊という程度で済まされていることからも、その重装甲振りが伺える一面であった。

 しかし、ドメルは直後にヒスからの帰還命令を受けたためにヤマトにとどめをさせずに期間を余儀なくされてしまった。


経歴(七色星団まで)

 第19話、20話の七色星団での戦いでは、前回と比べて明らかに乏しい戦力(ガイペロン級多層式航宙母艦『バルグレイ』『シュデルグ』『ランベア』の3隻、ゲルバデス級航宙戦艦『ダロルド』を加えた5隻と各種航空戦力150機余り)で、ヤマトと航空隊相手に熾烈な戦いを繰り広げることとなった。

 ドメラーズⅢ世は機動部隊旗艦として戦線に参加。瞬間物質移送機という最新兵器を搭載し、それでもってヤマトに奇襲攻撃を仕掛けて善戦。しかし、ヤマトの沖田十三も、瞬間物質移送機への警戒を強めていたために、効果的な奇襲は続かず、しかも待機していたコスモゼロや帰還してきたコスモファルコンに逆撃を受け、最後の雷撃機隊は全滅。爆撃隊も半壊に近かった。戦闘機隊は母艦を失い全滅したと見られる。

 最後に砲戦を挑むしかないと決めたドメルは、ダロルドを先頭にして、ドメラーズⅢ世を2番目にし、空母は後に続いた。先手を打ったダロルドだったが、ドリルミサイルの反転と爆破で轟沈。本艦は回避するも『シュデルグ』は回避できず爆炎に巻き込まれ爆沈し、『ランベア』もヤマトの砲撃で航行不能になり事実上撃沈。

 そしてヤマトとの一騎打ちとなる。ドメラーズⅢ世はヤマトと並行戦を展開する。命中弾を出すが撃沈には至らない。しかも、威力がカレル163の時より落ちている印象があった(明確な理由は不明。視聴者の中には、瞬間物質移送機にエネルギーを割かれ過ぎて威力落ちしているのでは、という見解もある)。

 ドメラーズⅢ世は強固な装甲を武器にタフな戦闘を継続した。砲塔1基は、ショックカノンに持っていかれ全壊、左舷装甲に幾弾も命中弾を受けた。画面上で確認できる限り、ショックカノン5発ミサイル8発が命中しているが、画面内の話なので、それ以上に被弾している可能性は否定できない。

 通常のガミラス艦なら十数回は轟沈しているだろうが、本艦は耐えた。しかし、イオン乱流に巻き込まれてしまったのが原因で操作不能になり、袋叩きにあってしまった。ドメルは戦闘継続を断念し、独立戦闘旗艦だけを切り離して脱出。本体部分はそのまま爆沈してしまった。

 ガミラスの誇るドメラーズⅢ世でさえ、ヤマトを砲戦で葬ることは叶わなかった。いや、これは酷評であろう。言わせてもらうなら、ヤマトが規格違いにも強すぎるのである。


表記ゆれ

ドメラーズ3世


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス ドメル エルク・ドメル

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