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ドメラーズⅢ世の編集履歴

2021-09-16 14:26:43 バージョン

ドメラーズⅢ世

どめらーずさんせい

『宇宙戦艦ヤマト』に登場したガミラス軍の大型戦艦。後のリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』にて、リメイクされて登場。どちらもドメル将軍の座乗艦として登場、ただしその運用経歴は大分異なっている。(左の画像はリメイク版のもの)

ゼルグート級についてはゼルグート級一等航宙戦闘艦を参照のこと。


宇宙戦艦ヤマト

改ガミラス一等宇宙戦闘艦『ドメラーズ3世』

【宇宙戦艦ヤマト2199応援】改ガミラス一等戦闘艦考

  • 所属:ガミラス軍 ドメル艦隊
  • 全長:不明
  • 武装

 大口径無砲身三連装砲塔×5基

 小口径無砲身三連装砲塔×4基


性能

 ガミラス軍の名将ドメル将軍が座乗していた最新鋭艦で、同軍の中では最大を誇るとされている。ただしヤマトを相手に砲戦を繰り広げる機会が一度しかなく、その一回もヤマト側がほぼ応射せず逃げに徹していたため、実際どの程度の戦闘能力があるのかは不明である。

 一応、ビーム砲塔は大小合わせて9基27門も揃えており、これはガミラス艦艇でも戦闘空母32門(砲戦甲板展開時。実際には更にミサイルランチャーなども加わる)に次いで2番目の多さである。

 また航行能力も高く、異次元空間へ任意に潜り込むことも可能である事が、劇中でも明らかにされている。ただし、他の艦艇も同様の能力は持っている様子である。


経歴

 当艦が姿を見せたのは、ドメルがバラン星へ赴任する時に艦隊を引き連れて来たのが最初である。その後、3000隻を率いて異次元演習に参加。そこで偶然にも遭遇したヤマトと戦闘に及ぶが、相手が逃げに徹したため満足な結果を得られることもなく取り逃がしてしまう。

 それから当分の間は出撃する機会もなかった。何故なら、ドメルは艦隊戦よりも謀略戦等に傾いており、ヤマトがバラン星に接近してきた時には出撃かと思いきや、ただ遠くから眺めて人工太陽を遠隔操作するだけというものだった。

 そしてデスラー総統からの横やりで作戦は失敗。ドメラーズ3世は艦隊を引き連れて帰還するはめになる。しかも再戦の願いが叶い今度こそかと思いきや、何とドメルは円盤型旗艦であるドメラーズ2世へと移乗してしまった。そう、ドメラーズ3世は何の活躍もせぬままに、七色星団海戦にも姿を見せることもないまま物語から完全にフェードアウトしてしまったのである。その後の詳細は不明で、別星系に配属されたか、ガミラス本星のドックに係留されたまま一緒に破壊されたか、或いは解体されたか・・・・・・。


ゲーム版

 なお、本編では不遇の扱いだった本艦だが、PS版やPS2版、WS版等のゲームにおいては、それなりに登場して活躍している。大半は敵役として登場しており、中には亜種として装甲を数倍に高めたコルサック艦なる物も存在する。

 また自軍の艦船として扱えるゲームもある。WS版では、敵軍として登場する一方、自軍の戦艦として扱う事の出来るミッションがある。他にはPS2版『イスカンダルの追憶』ではガミラス艦隊そのものを操作でき、その中で援軍として当艦と同タイプの『ガーラ』『ドーラ』という名前でステージクリア後ランダムに参戦する。(ただし、ゲームシステム上の欠陥があって砲撃しづらいという指摘がある)



宇宙戦艦ヤマト2199

ゼルグード級一等航宙戦闘艦『ドメラーズⅢ世』(3番艦)

一等航宙戦艦 ゼルグート級

  • 所属:ガミラス軍 第6空間機甲師団
  • 全長:730m
  • 武装

 490ミリ四連装陽電子ビーム砲×7基

 330ミリ三連装陽電子ビーム砲×4基

 艦首空間魚雷発射管×6門

 艦尾空間魚雷発射管×7門

 艦橋空間魚雷発射管×6門


性能

 大艦巨砲主義者であったゼーリック元帥主導のもとで建造された最新鋭重装甲艦で、全長はヤマト倍以上、730mにも及ぶ巨艦である。その巨体に違わぬ砲火力と、分厚い防御力を有している。

 ガミラス艦艇の中で最大口径砲たる490ミリビーム砲塔を搭載し、さらに大小合わせて40門と、『デウスーラⅡ世』とゲルバデス級航宙戦闘母艦『ダロルド』の同率一位54門(ただし門数は同じでもデウスーラⅡ世の方が遥かに大口径である)に次いで2番目に多いビーム砲門数を有している。

 防御力はガミラス艦の中でも一二を争う固さを持っている。艦首の正面装甲は、ヤマトのショックカノンをいとも容易く弾くほど堅く(通常の艦艇なら、ショックカノンの一撃で仕留められてしまうが)、装甲がやや薄い上部甲板砲塔部を接射同然の至近距離で撃っても、ビーム砲と表面装甲しか破壊できない。さらには、舷側に集中砲火を浴びせても致命的な損傷には至らなかった。

 このような重武装、重装甲を追及した分、その巨大さも相俟ってガミラス艦の中では珍しく機動性が犠牲になっているのが欠点と言えよう。だが艦隊旗艦という立場を考えた場合、そこまで機動性は求められないのかもしれない。

 3番艦である本艦は、名称通りドメルの専用艦であり、同時に彼の率いる第6空間機甲師団の旗艦でもある。艦体にはドメルの二つ名である宇宙の狼を象徴する様な灰色のカラーリングが施されている。


オリジナル版との相違

 旧作におけるドメラーズ3世と同じであり、2199版では全体的にずんぐりした印象を持つシルエットになっており、後部甲板上にガイデロール級やハイゼラード級に似た形状の尾翼のようなものが追加されている。

 また、両舷にあったふくらみは、今作におけるガミラス艦のほぼ全てに意匠のように施されている「目玉」になっている。なお、艦首側面には艦名とガミラスのシンボルマークが刻印されている。艦橋部は分離して、独立戦闘指揮艦として運用できるよう、設定されている。



経歴(カレル163宙域まで)

 第11話における、小マゼラン外縁部に侵入してきたガトランティス迎撃作戦で初登場している。この戦いで活躍したのは主にバーガー率いる第7戦闘団であり、本艦の直接戦闘は無かったが、緑を基調とするガミラス艦隊の中で灰色の色彩が目立つ出で立ちを見せていた。

 第15話ではヤマトのワープ先であるカレル163宙域で配下の艦隊と共に待ち伏せており、ドメルの卓越した指揮能力もあってヤマトを窮地へと追い込んでいた。この時、ヤマトのショックカノンを弾くという驚愕の防御性能を見せつけており、視聴者にも驚きを与えている。さらには至近距離から射撃を受けても貫通されず、表面装甲と砲塔の全壊という程度で済まされていることからも、その重装甲振りが窺える一幕であった。

 しかし、ドメルは直後にヒスからの帰還命令を受けたためにヤマトにとどめをさせぬまま帰還を余儀なくされてしまった。


経歴(七色星団まで)

 第19話、20話の七色星団での戦いでは、前回と比べて明らかに乏しい戦力(ガイペロン級多層式航宙母艦『バルグレイ』『シュデルグ』『ランベア』の3隻、ゲルバデス級航宙戦艦『ダロルド』を加えた5隻と各種航空戦力150機余り)で、ヤマトと航空隊相手に熾烈な戦いを繰り広げることとなった。

 ドメラーズⅢ世は機動部隊旗艦として戦線に参加。瞬間物質移送機という最新兵器を搭載し、それでもってヤマトに奇襲攻撃を仕掛けて善戦。バーガー率いる爆撃隊は任務を果たし大部分が母艦に帰還したものの、ヤマトの沖田十三もこの第一次攻撃隊以来瞬間物質移送機への警戒を強めていたために効果的な奇襲は続かず、戦闘機隊も母艦『バルグレイ』が撃沈されたことで行き場を失い壊滅、最後の雷撃機隊は待機していたコスモゼロや帰還してきたコスモファルコンに逆撃を受け全滅する。

 最後に砲戦を挑むしかないと決めたドメルは、ダロルドを先頭にして、ドメラーズⅢ世を2番目にし、残る2空母はドメラーズⅢ世とダロルドの影に入り後に続いた。先手を打ったダロルドだったが、特殊削岩弾を反転させられ爆破に巻き込まれ轟沈。ドメラーズは回避するも『シュデルグ』は回避できず爆炎に巻き込まれ爆沈し、『ランベア』もヤマトの砲撃で航行不能になり戦線から離脱していった。

 そしてドメラーズⅢ世はヤマトと並行戦での一騎打ちを展開、命中弾を出すが撃沈には至らない。しかも砲威力がカレル163の時より落ちている印象があった(明確な理由は不明。視聴者の中には、瞬間物質移送機にエネルギーを割かれ過ぎて威力落ちしているのでは、という見解もある)。

 それでも尚ドメラーズⅢ世は強固な装甲を武器にタフな戦闘を継続した。砲塔1基がショックカノンに持っていかれ全壊、左舷装甲に幾弾も命中弾を受けた。画面上で確認できる限り、ショックカノン5発ミサイル8発が命中しているが、画面内の話なので、それ以上に被弾している可能性は否定できない。

 通常のガミラス艦なら十数回は轟沈しているだろうが、本艦は耐えた。しかし、気づかぬうちにイオン乱流に誘導されてしまっていたのが原因で操艦不能になり、袋叩きにあってしまった。ドメルは戦闘継続を断念し、独立戦闘旗艦だけを切り離して脱出。本体部分はそのまま爆沈してしまった。

 ガミラスの誇るドメラーズⅢ世でさえ、ヤマトを砲戦で葬ることは叶わなかった。いや、これは酷評であろう。言わせてもらうなら、ヤマトがガミラスにとってもオーバーテクノロジーの塊であり、規格違いにも強すぎるのである。


表記ゆれ

ドメラーズ3世


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス ドメル エルク・ドメル ゼルグート級一等航宙戦闘艦

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