声優
概要
無印版と違いレドフ・ヒスというフルネームが設定される。無印版では職責範囲は不明だったが、2199では軍事面ではガデル・タラン(弟)などの軍人がその役割を担っているため、職責範囲の内政方面への特化がより明確化されている。服装は茶色の文官系の制服(と思われる)を常とする他、ドメルの軍事法廷では裁判官を務める為にオリジナル同様の服装をしていたこともある。
当初は旧作同様にアベルト・デスラー総統の腰巾着的な描かれ方で、デスラーの側近達からは小馬鹿にされており、また総統暗殺の容疑でエルク・ドメルを冤罪でバレラスに召還してヤマト撃沈の機会を逃すなどマイナス面の描写も多かった。
しかし、物語終盤での第二バレラスの一部を切り離しての首都バレラスへの落下や、デスラー砲を用いた頭上からの攻撃でヤマトごと行政府を焼き払おうとしたデスラーに対して「これが指導者のすることか!デスラー!!」と憎悪に満ちた怒りを露わにした。
ガデル・タラン達閣僚がその異常事態になんら明確な手を打っていない状態の中で、いち早くバレラス市民に非常事態宣言を出して避難を命じたのはヒスである。だが小説版では、この最良とも思える避難指示が逆に臣民に恐怖と混乱を与え、パニックを引き起こす事態になってしまい、落ち着いた行動どころではなくなってしまった。
混乱してしまった事態にあって、名誉ガミラス人のヒルデ・シュルツを見捨てる事無く、自ら救出する一面を見せた。後にイスカンダルのスターシャに対して、「我々を救ったのは、波動エネルギーを応用した大砲であったことを、申し添えておきます」と、ヤマトを擁護する発言もする等も見られた。
民主化されたガミラス政府の総理(首相)としてガミラスを統治しており、デスラーから公表されたガミラス星崩壊に備え移住計画を進める。
かつてはバレラス共々抹殺されかけ、その非道に激昂したデスラーとの関係はガミラス民族を案ずるその真意を知って和解しており、またデスラー自身が変わった事も悟り帝政時代以上の忠誠心を持って移住計画に協力している。
かつて自らが助けたヒルデ・シュルツを娘のように可愛がって育てており、彼女からも「おじさま」と呼ばれ慕われている。
また、デスラー政権時代と異なり気苦労が減ったのか眉間にシワがよっておらず目も充血していない。公式サイトのキャラクタープロフィールでは穏やかな表情を披露している。
余談
デスラーの行いに対して激昂する場面がみられるが、その原因を作った者として、ヒスも含まれることとなる。アニメでは非常に理解しにくいが、小説版ではデスラーが「自己保身に走る官僚」「権力回復を企む旧貴族」「勝利を求める臣民」等、危機管理意識の無さに呆れてしまったがために、本国攻撃と言う強硬手段を取っている。つまり、デスラーのご機嫌取り等をしていたヒスも含まれることとなる。