概要
ケモノ文化がメジャーである海外では古くより個人絵師のオリジナル種族や、そういったケモノキャラクターがメインの世界観に関する創作が盛んであり、
更にそれらは単なる一次創作として発表されるだけではなく、他の多くの人がその種族や世界観を自由に利用(二次創作)出来るオープンスピーシーズやフリーシェアワールドとして発表されるものも数多く存在する。
pixivにおいて架空動物種のタグが付けられるものと類似したものではあるが、
大きな違いとしてはこのようにその種族/生物が作者に許可を取らずとも自由に利用・二次創作できるものが多いというのが一番の特徴である。
日本では「描いてもいいのよ」タグが付けられていない限り、個人によるオリジナル種族を無断で描くと失礼にあたる場合があるが、
海外絵師によるオリジナル種族である場合は作者が自らこの種族の二次創作が行われることを望んで発表しているものが多い。
Open Species(オープンスピーシーズ)の考え方
海外絵師による創作種族の中で「Open Species」と書かれているものは前述したように、
作者が自由な二次創作や二次利用を全面的に許可しているものである。
オープンスピーシーズに該当する創作種族は作者に許可を取らずとも、個人利用の範囲であればどのようなものであろうと自由に二次創作が行える。
金銭が発生する利用である場合はその利益の数パーセントを作者に支払うことを条件として金銭利用を許可している場合もある。
その他利用に関して細かい制限を設けている作者も存在する為、利用する際には作者による利用条約やガイドラインなどをよく読んでおくことが重要。
オープンスピーシーズではない創作種族である場合はクローズドスピーシーズ(closed species)やパーソナルスピーシーズ(personal species)であると記載されている。
そういった種族の場合、どうしても利用や二次創作を行いたい場合は作者からの許可が必要である。
また、その種族の由来の世界観も同じように用意されている場合は、
その種族の魅力や特性を更に引き出すために、世界観に関する記述も読んでみよう。
主に人気な海外オリケモ種族
dAやFAなどの海外イラストSNSにおいてファンアート(二次創作)が描かれている人気な海外オリケモ種族を紹介。
フローラバースの種族達(Floraverse Species)
PurpleKecleon氏作。氏による創作世界「フローラバース(Floraverse)」の世界に登場する複数の種族。
名称から連想できるように、花(植物)と動物が合わさった種族や生物が多く存在する。
シンクス(Synx)
Chimera Synx氏作。寄生虫がモチーフで白いファードラのような外見をしており、あらゆるものを食い散らかす無限の食欲を持つ。
アヴァリ(Avali)
RyuujinZERO氏作。小型の羽毛恐竜と齧歯類が合わさったような姿をした宇宙人で、液体アンモニアをベースとした血液を持ち、常温-50℃の極寒の惑星アヴァロン星に住む。
ドロスティア(Dolostia)
Sepp氏作。正しくをAtrox Dolostiaという。犬と獣脚類の恐竜が合わさったような姿をしている。
ランクス(Lanx)
May & Sin氏作。ネズミと鳥類が合わさったようなドラゴンに似た種族。
関連タグ
海外絵師 ケモノ furry オリジナル 創作 フリーシェアワールド