概要
ここではpixivを利用する日本人以外のユーザーについて記述。
一括りに「海外絵師」と総称されるが、その国籍はアジア圏から欧米はては中東アフリカ南米まで多種多様。
主に欧米圏におけるケモノ(Furry)ジャンルの人気から、ケモナー絵師が多い。
問題
海外にもオタクがいることは知られてはいたものの、pixiv初期にはオタク文化は基本的に国内で閉じたコンテンツであり、pixivも国内向けサイトだと認識されていたため、海外絵師(しかも日本人より絵が上手いのがゴロゴロいる)の急増は初期pixivに大きな動揺を生み、ゼノフォビアが急速に進むことになった。
とはいえ、2010年代後半になると、共存といえるような状況ではないが同居という形に収まっている。
日本語が達者なユーザーはpixivでの活動に全く支障はないが、日本語が全くわからないユーザーとの交流については難しい点も多い。
英語あるいは母国語のままキャプションを書いている、タグの意味を理解せずに検索の用をなさないタグを付けている、翻訳機に通しただけの不自然な日本語をそのまま貼りつける、文法や表記の間違いに気づかない……などのユーザーも多く、絵師本人の意図がストレートに伝わり辛いケースが多く見られる。
また、文化の違いによる価値観の相違から、勘違いやトラブルなども多い。
参考 →※作者は海外ユーザー
なお社会により「無断転載」の捉え方も考え方も全く異なる。
deviantARTやFurAffinityなどの海外イラストSNSにおいては、リクエストやコミッション等で描いてもらった絵を「頂き物の絵や買い取った絵」として自分のページにも投稿する行為が一般的であるため、pixiv上でも貰い物等で他者製作の作品を投稿しているユーザーは多い。
当然、多くは元の作者の転載許可がある上で載せているため、明らかに自作作品ではない作品を載せている海外ユーザーを見つけても即座に無断転載であると決めつけてはいけない。
「この絵は素晴らしいからもっと知られるべきだ」という価値観から転載を行う人が多いうえに、多くの海外ユーザーは自作発言や作者騙り等の行為がある場合を除いて、無断転載を特に禁止していないのが普通である。
その代わり、海外ユーザーは自分の絵にサインやサイトURLを記述することで絵の作者が即座に分かるようにしている。