概要
CV:泉谷しげる
本名は「ネコジャラ左ヱ門之丞景虎(さえもんのじょうかげとら)」。ワンニャン国一の富豪であるネコジャラ一族の当主。
外見は祖先のズブによく似ている。
ネタバレ注意
表向きには次期大統領候補ともいわれる実力者だが、実は先祖が人間に酷い扱いを受けていたため、未来の人間世界征服をたくらんでいた。さらに、計画を実行するためには、自分の一族以外の者がどうなろうとどうでもいいという考えの持ち主である。
さらにはイチたちの両親を拉致し、人間社会を支配するためにタイムマシンを開発させていた。
のび太達がタイムマシンを開発している工場にたまたま入り込んだ際、部下であるニャーゴがドラえもんを気絶させ、ドラえもんを磔にして「闇の黙示録」を先祖のズブが書いた事、そして先祖がどんなに酷いことをされてきたかというのが書かれているか、そして未来の世界の人間をペット化して奴隷にする事を語った。
そして一族である。シャミーを人質にとり、進化退化光線銃(進化退化放射線源)を直せとドラえもんを脅迫。その後ドラえもんをタイムマシン「時の箱舟」に閉じ込め、時の箱舟で逃走を企むものの、のび太とハチが時の箱舟にロコロコ号で突撃したハチと交戦。さらに突入してきたドラえもんと電光丸のバッテリーが切れるまで戦い続けるも、ドラえもんの石頭を食らって敗北した。
敗北後も、人間に対する怒りが納まらず、ノラジウムの入ったのび太の像を運ぶハチ達をメカに乗り邪魔しようと襲い掛かるものの
その後は、部下のニャーゴと共に逮捕され、脱出するための宇宙船で雑用をされていた。
余談
映画ドラえもんの敵は私利私欲でエゴに満ちている悪役が多い中(恐竜ハンターやシャーマン一味、ガルタイド鉱業、鉄人兵団、ギガゾンビ、怪魚族など)、ネコジャラは悪事の目的が先祖への恨みを晴らすために復讐するのが目的という点ではある意味珍しい。
彼もある意味先祖が人間に捨てられたという点では被害者であると言ってもいいだろう。
歴代映画ドラえもんの悪役でこのような悲惨な過去を持っているという設定があるのは2014年現在では彼と「のび太と翼の勇者たち」に登場したジーグリード長官のみである。
それに対して映画クレヨンしんちゃんの敵首領には改心しているキャラもいる(グルメッポーイ、ケン&チャコ、四膳守が該当)
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ドラえもん 映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 泉谷しげる 哀しき悪役 ジーグリード長官・・・・ネコジャラ同様、人間に酷い目に遭わされて人間を恨んでいるという点では共通している。