CV:喜多村英梨
概要
第一中隊の突撃兵兼副隊長。ゾーラの亡き後、隊長に昇格した。年齢は17歳(11話)。
真面目で勤勉な性格で、戦闘でも高い能力を発揮する優秀な兵士。またアンジュの世話役も任せられているが、皇女時代の気性と生活態度が抜けきらない彼女に呆れて、ナイフを突きつけて服従させるなど、この手の輩の扱いにも慣れている様子。
優等生にありがちな教科書通りの行動しか取れないタイプで、第3話では隊長としての初出動とはいえ、不慮の事態に遭遇した際はパニックに陥り正常な判断が出来なくなるなど、指揮官としてはまだまだ未熟である。その結果、隊を危機に晒すことになり、自らもドラゴンに捕まり絶体絶命のピンチに陥るが、アンジュの活躍(?)でどうにか切り抜けた。
しかし第一中隊はアンジュやヒルダなどメンバー全員が曲者ぞろいで、そんな連中をまとめ上げなければならない優等生肌の彼女の苦労は並大抵のものではない。7話はサリアのストレスが溜まっている事に関連した話である公式(外部リンク,#7を参照)。
それでも、少しずつではあるが隊長らしさが備わりつつあり、第7話では遅れてやってきたアンジュに的確な指示を出して隊の全滅を未然に防いだ。
そんな彼女も年頃の娘であり、悩みもあれば、いわゆる「人に言えない趣味」も多く持っている。
その一つとしてヴィヴィアンが言うところの「男と女がちゅっちゅする本」を愛読しており、恋愛小説かポルノかは不明だが、こっそり盗み見たヴィヴィアンに殺気全開でナイフを投げつける程、見られたくない内容のものだったらしい。
また、ストレスが溜まると「精神的メンテナンス」と称して魔法少女のコスプレ(しかも付けた名前が美少女聖騎士プリティ☆サリアンと中々に痛々しい)をして憂さ晴らしをしていたが、ポーズを決めて悦に入っていたところをアンジュに見られて弱みを握られることになり、本気で殺しに掛かっている。
露出度の高いパイロットスーツの関係でアニメ内では分かりにくいが、エルシャやアンジュに比べると、かなり体の一部がスリムなのも悩みの一つ。
ジルの側近であり、「リベルタス」についての密談にも参加している。その「リベルタス」の鍵となるヴィルキスに執着しており、ヴィルキスがアンジュに与えられた時は「私が乗るはずだったのに」と嫉妬するなど、作中でも度々衝突することとなる。
その後、一度は脱走したアンジュがまたヴィルキスのライダーに任された事への不満からヴィルキスを無断使用して出撃したがうまくいかず、更にはジルがアンジュにリベルタスの内容まで話した事で、自分が必要とされていないとまで思い込み、アンジュへの敵意が強くなっていく。
ジュリオが率いるミスルギ皇国軍がアルゼナルを襲撃された際、ジルの指示によりアンジュを強制的に戦艦アウローラに乗せるべく連行するが、アンジュの反抗とモモカの機転により逃げられた上に、ヴィルキスで出撃されてしまう。パラメイルで追撃し連れ戻そうとするが、アルゼナルとの生活する内にいつの間にか大好きになっていた事を話すアンジュの心情に驚き、皆を守るために自身の静止を振り切り、機体の両腕を斬られて、行動不能にさせられ叫びと共に海へ墜落する。
その後、エンブリヲに懐柔されたサリアは、自分が彼に愛されていると思い込み、ジルやかつてのアルゼナルの仲間達を裏切ってエンブリヲの陣営につき、第17話でクリスやエルシャらと共にラグナメイルに乗って現れる。ラグナメイルの一機である「クレオパトラ」と指輪を与えられている。
メンバーの中でサリアはナイトリーダーと呼ばれ、彼女たちのリーダー役でエンブリヲに心酔している。また、かつての仲間であったアンジュやヴィヴィアンの事も平然と見下したり攻撃する等、冷酷さを見せるようになっている。
その反面、自身の部隊を「ダイヤモンドローズ騎士団」、フォーメーションの名前も「シャイニングローズ・トライアングル」と名付ける等、中二病度及びイタさも全開の状態にあり、おまけにラグナメイル同士の戦いは多少有利でも、生身の戦いではアンジュにまるで勝てない等、以前よりもポンコツなのではないかと思わせる部分もある。