概要
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その容姿はサソリをモチーフにしており、視認不可の速度で刃の付いた尻尾を振り回す。
この刃は非常に鋭利な超振動ブレードであり、切断面に損傷を与えることなくモノを切り裂くことが可能。
ラプチャー化(巨大化)するときはサソリを思わせる形態をとる。
なおサソリ形態が撃破されると第二形態へ移行し、ムカデのような姿に変身。地中から顔を出す形で攻撃してくる。
褐色肌であることや、衣装の色使いや装飾から古代エジプトの女神もモチーフとなっている。
1.5周年記念イベント「LAST KINGDOM」では、エジプト風味なBGM「Whisper (of Fear)」(主にトーカティブとの会話シーンで使用)、「Absolute Maker」(インディビリア戦第二形態BGM)が使われている。
大量かつ高濃度のエブラ粒子を放出する機能を持っており、自身を中心に電波妨害を引き起こすことが可能。
また、光学迷彩を使える小型ラプチャー「アント」を多数生み出すことも可能。
インディビリアはアントを使って、敵陣へ潜入させて偵察している。
名前の由来は「個人主義」という意味の「インディビジュアリズム([Individualism)」から。
光学迷彩能力(ステルス能力)は、おそらく「インビジブル(Invisible)」が由来。
性格
言葉遣いそのものは丁寧な敬語だが、親同然であるクイーンを除けば自分以外全員その他と言って良いほどに周りを見下している傲慢な性格。
同じヘレティックであるニヒリスターすらも仲間と思っておらず、捕食の対象としてしまった。
他人に命令されることも嫌っており、復活後に共に行動しているトーカティブの発言にさえも、釘を刺している。
破壊や勝利よりも相手を生かしたまま肉体的、精神的に痛めつける事を好んでいる残忍なサディストでもある。
だが、その傲慢な性格ゆえに相手を侮る癖があるせいで、ハイスペックな戦闘能力を上手に活かしきれてないシーンが多数見受けられる。
クラウンの真正面からの刺突攻撃を何度もモロに受けてしまったり、紅蓮からは尻尾の斬撃を「技が無い」と言われたりしている。
経歴
メインストーリー
復活以前・マテリアルH
本編開始以前にアブソルート、メティスの連合部隊によって撃墜されている。
撃破された際に大爆発を起こし、周辺一帯を火の海に変えた。この地域は「エリアH」と名付けられ、立ち入り禁止とされてきた。
やがて火の海が沈静化。その破片は大型ラプチャーとして成長し、半径20kmにおよぶ広大な地下施設を形成。その地下施設の構造は、人間とニケが暮らす巨大地下都市アークに酷似しているという。
地上で部隊からはぐれたニケたちを捕食・吸収して、インディビリアとして復活する機会をうかがっていた。
12章にて、破片の回収任務に参加したカウンターズとアブソルートおよびメティスであったが、道中にタイラント級ラプチャー「ハーベスター」の触手で侵食を受けたメティス隊員を使い、破片のある場所へ誘導し、カウンターズとアブソルートの隊員を捕食しようとしていた。
だが、カウンターズとアブソルートによって返り討ちに遭って回収された。
破片は回収後、M.M.Rに送られて「マテリアルH」と命名された。大型ラプチャーとしての形態もその名で呼ばれる。
回収後はM.M.R.にて解析が進められ、破片自体がナノマシンの集合体であることが判明。
電気刺激を与える実験にて再活性化、近くにいたニケ18機を触手で分解・吸収する事故が起き、マテリアルHの重量が378g増加する。事故後のマテリアルHの重量は12kgで、それまでに450機のニケを吸収してきたと推測されている。また、地下施設にも、捕食されていないニケが200機ほど保管されていた。
先述の事故もあり、12重のセキュリティを持つ「アトラスケース」にて厳重に封印・保管されていたのだが…。
復活後
メインストーリーでは、24章のアークテロ事件のどさくさに紛れて、ニヒリスターの決死の行動によって、M.M.R.に保管されていたマテリアルH並びにトーカティブの破片に、自身の武装パーツ(コアパーツ)をそれぞれ食わせた。
こうしてマテリアルHは再活性化を始め、異変を察して駆けつけた多数のニケを吸収し、インディビリアとして復活を果たす。だが、ニヒリスターの武装パーツを捕食した影響でナノマシンが変異し、マテリアルHの頃にあった触手とニケ吸収機能は失われていた。
カウンターズはM.M,R.にいたマテリアルHを撃破したが、これはインディビリアが復活の時間稼ぎとして造り出したダミーであった。
そしてインディビリアはカウンターズと対峙するも、アニスとネオンの首を、尻尾で一瞬で切断するという、身体能力を見せつける。
しかし、ラピの決死の行動によって、尻尾の斬撃を受け止められ、尻尾の刃をへし折られたうえに、その刃で腹部を刺され、そのままトーカティブとニヒリスター共々、地上行きのエレベーターに無理矢理に乗せられ、地上へ排出された。
ニヒリスターに助けてもらったインディビリアとトーカティブであったが、救出されたことに感謝するよう恩着せがましく言われ、さらにはラピの髪が赤くなった理由を調べてくるように命令される、と言った彼女の傲慢な態度に対し、内心苛立つようになっていた。
ニヒリスターの武装パーツの再生が遅いことに気付いたインディビリアは、トーカティブに「お腹が空きませんか?」と問いかける。
トーカティブもそのことを察し、ふたりで共謀してニヒリスターを捕食。その後、逃亡する。
以降はメインストーリーに登場していなかった。
1.5周年記念イベント「LAST KINGDOM」
しかし、1.5周年記念イベント「LAST KINGDOM」におけるメインの敵役として再登場。
たまたまラプチャーの群れに興味本位で追跡したところ、クラウン王国の古城に辿り着いた。
それがきっかけで、ピルグリムの面々と古城の中にあるモノを巡って、攻防戦を繰り広げることになる。
自陣へ偵察に来たチャイムを捕虜にした挙句に片耳を切り飛ばす拷問を行い、最後は彼女を殺害して●●を箱詰めにしてクラウン王国へ城壁から投げ込むという、残忍極まりない挑発行為に出る。
しかし、すぐさまチャイムの胴体を奪還しに自陣へ乗り込んできたクラウンによって、仇討ちとして2発もの攻撃を食らい、胴体も奪還されてしまう。インディビリアにとっては屈辱的であった。
そして自身でラプチャーの群れを指揮し、古城への侵攻を開始。ラプチャー化(巨大化)して古城の城壁を破壊して、城内へ侵入した。
そこで紅蓮と対峙し。肉眼で視認できない程の速さで尻尾を振り回すも、「剣というよりムチに近い」「技も、策も、狙いもない」と軽くあしらわれ、尻尾の刃を切り落とされてしまう。しかし刃はすぐに再生した。
そこへクラウンに槍で不意打ちされるもこれを防ぎ、エブラ粒子を放出する作戦に出る。
その時、エブラ粒子に苦しむクラウンの姿を見たインディビリアは策を思いつき、一旦引き上げることにした。
紅蓮によって切り落とされた刃は、キロによって、短剣として作り変えられることになる。
キロとラプンツェルの献身的な治療により復活したチャイムの発案により、正門以外の古城周囲を爆弾で爆破して堀を作って、敵と正門で一騎打ちに出る作戦を実行。
インディビリアもその作戦を察し、あえてクラウン達と正面からぶつかることにする。
そして悠々と正門に侵入し、クラウンに対して姿を現すように呼びかける。
その間にマリアン(モダニア)と会話をし、ラプチャー側へ付くように揺さぶりをかける。
そこへ、トロンベに乗ったクラウンの槍を突進攻撃を受けてしまう。そのことに激昂してラプチャー化したインディビリアだったが敗北する。
冷静さを取り戻したインディビリアは、高濃度のエブラ粒子を撒き散らし、クラウンを毒殺しようと企む。
だが、エブラ粒子はクラウンの拡張武装「ネイキッドキング」を構成するための素材であり、苦しんでいたのは粒子を取り込む際の副作用。本来であれば完成まで後一年は掛かるはずだったが、クラウンにとってエブラ粒子が毒だと誤認し、彼女を苦しめる為に大量に粒子を散布した事で結果的に彼女のネイキッドキングを解放する手助けをしてしまった。
そしてネイキッドキングを纏ったクラウンの圧倒的な力で形勢が逆転。
ラプチャーの群れは一瞬で破壊され、インディビリア自身も彼女の前に伏すことしかできなくなってしまう。
最後はチャイムによって罵倒され、自分の刃で作られた短剣で首を切断されるという、復讐を果たされることになった。
その後、首だけで放り出されたトーカティブの内部にバックアップを仕込んでいた事が幸いして生存。身体が回復次第、報復としてクラウン王国へ攻め込む準備をしていたインディビリアとトーカティブであったが、単身現れたマリアンに「ラプチャー達を帰らせてください」「二度と王国を狙わないでください」と言われ、身体に刻まれた本能によって彼女の前にひざまずき、撤退するシーンでストーリーが終わる。
余談
- ヘレティックの中では、かなり黒星が多いキャラである。戦績を見れば、運が悪かったといえど、メティスとアブソルートに敗れ、赤化したラピに敗れ、紅蓮には軽々と音速のブレードをあしらわれ、侮ったためにクラウンの能力を見誤って敗れている。敵とは言え、指揮官が関わっていない戦闘で後手を取ったり、敗北しているヘレティックは彼女くらいである。
- 一方でしぶとさも筋金入りで、破片になってからの復活や、クラウンに敗北した時もバックアップを取ってあったために復活している。破片から復活を遂げているため、コアの破壊でヘレティックを倒せるかは怪しい所である。
- アーク側と直接戦闘した記録が残る数少ないヘレティックでもある。もっとも交戦記録は公表されておらず、ノベルの調査でやっと判明したほど。他には断片的な記録が残るのみで、ヘレティックの実態は明らかになっていなかった。
関連動画
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