大コウモリ怪人
おおこうもりかいじん
「オマエガカメンライダー?コノ…オオウソツキノニセモノメガ…」
概要
ペトレスク神父の正体であるオオコウモリ(とチスイコウモリ?)の能力を持った改造人間。
おそらく自身の開発した(完全版)ビィールス(描写から推察するにゾル大佐が用いた『ウルフビィールス』のコウモリ版)を用いて遺伝子レベルで変異した化け物だと推測される。
TV版仮面ライダーに登場する蝙蝠男をペトレスク神父の面影を残したままより生物的にアレンジしたかのようなその容姿は、生物的嫌悪感を抱くほどにグロテスク。
口から破壊超音波を放つ事ができるほか、翼を自在に変形伸縮させて黙視できないほどのスピードで加速させる事により、対象を切り裂くことが出来る。なお、コウモリ系統の怪人共通である強い光にはめっぽう弱いという弱点を持っている模様。
多数のコウモリ怪人部隊を結成し、その成果を持ってバダンに取り入ろうとしていたが、自身の未熟な技術力で改造を施したスパイク少年が強靭な精神力で命令を無視して脱走をした事で自身の関与が滝に露見。
ライダーとして根城である教会に乗り込んできた彼の前に「カメンライダー・・・だって・・・?どこが?ククク。あんな小さき者も救えずに・・・」と嘲りながら、その醜悪な正体を曝け出した。
乗り込んできた滝ライダーをものともせずに自身の能力をいかんなく発揮して彼を絶体絶命の窮地に追い詰めるが、事件を追って駆けつけて来た本郷猛=仮面ライダー新1号の『ライダーキック』で片腕を吹き飛ばされ重傷を負い、配下のコウモリ怪人たちを市街地に解き放ち、自身は逃亡。
傷を癒すためにバダンの本拠地へと向かうが、追いかけて来た滝ライダーによって動きを封じられた所へ、後から追い掛けて来た1号の『電光ライダーキック』を受け、「キサマラハ・・・・・・カミニミハナサレタ!! カワイソウニナア ヒャハ ヒャハハ」、「シヌ!! シヌ!! シニタエル!!ヒトリモノコラナイイイイ」と悪態を付きながら胴体を真っ二つに切りさかれて絶命した。
コウモリ怪人
コウモリ(チスイコウモリ?)の能力も持った改造人間。名前は同じだが、ゴルゴムのコウモリ怪人とは全く関係はない。
その正体はショッカーの残党にして、バダンに取り入るべく暗躍するマッドサイエンティスト・ペトレスク神父が開発したビィールスと不完全な改造技術により遺伝子レベルで変異したスラム街の人々で、神父の命令により夜な夜な若い女性たちの血を啜り、連続吸血鬼事件を引き起こしていた。
なお、描写から察するに、体が完全に怪人に変異する為にはエネルギー源となる人間の血液が大量に必要であり、変異するめでは極度の空腹感に苛む事になるようだ。
完全にビィースルに侵されると手遅れになるが、改造自体が不完全であるためか、強靭な精神力があればビィールスの侵攻を遅らせることができ、ワクチンで元の姿になる事ができる。
多数の住人が既にこの怪人へと改造されてしまっており、教会の闇でひしめくその姿は悍ましいの一言。大コウモリ怪人=ペトレスク神父が逃亡の際に全個体が街に解き放たれるが、最終的にはスパイク少年以外は既に手遅れの状態になっていた為、全て1号と滝の手により駆逐された。