図鑑データ
「第八艦隊旗艦鳥海、抜錨、出撃します!」
司令官さん、概説が届きました。
2015年3月27日、桜の季節にアップデートで実装された、鳥海の新たなる姿。高雄型で先に実装された摩耶とは違い、彼女は「改装設計図」が必要となる。その代わり、改装レベルは65と改装設計図で改二となる艦娘としては低め。
容姿ね。司令官さんも気になりますか?
意匠は摩耶改二とほぼ同様、前期高雄型を意識した帽子にエメラルドブルーのジャケット、菊結びの紐が編まれたスリットの入ったスカート。胸には艦首を模した桜紋の入ったペンダントがあしらってある。また瞳の色は赤紫からより赤みが増している。
アンテナカチューシャも中央の支柱とワイヤーが無くなったが、摩耶のカチューシャの即頭部の付属品が水上電探と高射装置だったのに対し、鳥海は探照灯になっている。
艤装は左腕に艦橋型のユニットを構え、腰周りのユニットに砲塔を集中させている。
主砲が計4基8門と、摩耶と比べるとかなり重武装である。まあ、摩耶は摩耶で艦橋がハリネズミなのだが。ちなみに原型艦の主砲は5基10門である。
なお、摩耶改二とは艤装が左右反転したような配置になっている。
そして「鳥海と言えばへそと鼠蹊部」という紳士提督の期待を裏切らない、引き締まった眩しいお腹周りは顕在。
加えて中破時には、露出した左肩と南半球が大変艶っぽい。
このときよく見ると口元は笑っており、戸惑っているようにも、計算が外れたことをごまかそうとしているようにも見える。受け取り方は提督次第。通常時の凛とした表情と中破時の悩ましい表情で二度おいしい。また運営のツイッターも一時期中破絵をアイコンにしていた。
つまりどういうことかと言うと、
鳥海超可愛いのである。
性能には自信あるけれど
初期の装備は、20.3cm(2号)連装砲、雛祭りイベントの菱餅収拾任務で先行実装された「熟練見張員」、夜戦で活躍した史実から「探照灯」、そして現状で小型電探では最高の性能を持つ「22号対水上電探改四」を持参してくる。「熟練見張員」は妖精さんが綾波と鳥海に似ていることから予測していた提督は多いが、妙高改二以来の22号電探改四は予測の斜め上をいく嬉しい誤算となった。
夜戦と命中性を意識したラインナップともいえる。
火力は今までトップであった羽黒改二を超える“85”、雷装も2位タイの“86”と相当高く、攻撃力では昼夜ともに実装されている重巡改二の中でトップに登り詰めた。
これにより夜戦攻撃力は3号砲×2の状態で191となり、大和砲2基装備の大和型と同一と、重雷装巡洋艦に次ぐ最高クラスの破壊力を発揮する。
同時実装されたボイス更新でも、夜戦突入時に――
「伝統の夜戦……今こそ鍛えた力をお見せする時! 全艦突撃! この鳥海に続いてください!」
…とその自信のほどが窺えよう。
「鉄底海峡の生みの親」の評は伊達ではない……。
ちなみにこの台詞は、第一次ソロモン海戦における三川提督の「帝国海軍ノ伝統タル夜戦ニオイテ必勝ヲ期シ突入セントス。各員冷静沈着ヨクソノ全力ヲツクスベシ」という戦闘前訓辞が元ネタと思われる。
その他の能力も高く、特に索敵はこれまた重巡としては実装時点で最高値を誇る。
ただし、対空が重視されていなかった建造時点から一度も改装を受けることがなかった史実ゆえか、対空だけは他の改二重巡よりもわずかに低いレベルにとどまっている。
余談だが、艦これで鳥海と同じ三菱重工業長崎造船所生まれの眼鏡艦娘は、何故か腕っ節自慢揃いだったりする。
長崎造船所生まれの改二艦娘という条件でも霧島、古鷹、羽黒、鳥海、隼鷹という火力重視のラインナップが揃う。
頭脳とは一体……。ウゴゴゴ……