若いツバメ
年上の女性に養われている男性。あるいは相手の女性よりも年下の恋人を指す言葉。
女性解放の先駆者のひとり・平塚雷鳥(平塚らいてう)と、その5歳年下の画家・奥村博史の恋に由来している。
二人の関係が公になるにつれ、女性解放を謳う平塚の運動に参加していた者の間でこれが騒ぎとなり、奥村は身を引く決意をする。その際、奥村が平塚に宛てた手紙に「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいるところへ一羽のツバメが飛んできて平和を乱してしまった。若いツバメは池の平和のために飛び去っていく」という趣旨の一節があった。
この一節を、後に平塚が 文芸誌『青鞜』上で発表したところ一大ブームとなり、女性より年下の恋人を「若いツバメ」と呼ぶようになった。
なお、平塚と奥村は最終的に結婚し、子供を2人もうけている。
『ツバメ』という名のキャラクター
(名字50音順)
- ツバメ … 漫画『鍵人-カギジン-』の主人公。本頁で解説。
- ツバメ … CAVEの弾幕シューティングゲームエスプガルーダⅡに登場するキャラクター。
- ツバメ … カーニヴァルに登場するキャラクター。
- 春菜ツバメ … ドラマ学校のカイダンに登場する人物。
『鍵人-カギジン-』のツバメ
鍵人で、「断空」の鍵の唯一の適合者。鍵穴は右手首にあるが普段は手袋で隠している。
サルベージ団のボス的存在で、金に汚く粗野な態度だが、正義感も合わせ持つ好男子である。父親の影響でこの時代の人間にしては珍しく古代文字を読むことが出来る。趣味は読書。
実はガッビア帝国の脱獄死刑囚「58番」であり、7年前の処刑前日に逃亡して以来行方を眩ませていた。自分と同じ名前の渡り鳥・燕のように自由に生きたいと願っている。
キャラクター造形について
胸の傷や無造作なツンツンヘアーなど少年漫画の主人公らしいキャラクターデザイン。しかし、武器である飛燕刀にもさして特徴があるわけではなく(見た目ただの日本刀)、セディーユやチルダに比べると大雑把で、主人公的過ぎるデザインといえるかもしれない。
ウエストまで突き出しているワーキングパンツの股間部分の隙間、一部だけ赤い前髪と右半身のみツバメ柄の上着が描きどころ。