概要
プリキュアシリーズで失言になった台詞はいくつもあるが、その中で有名になった3つの台詞を下記に示す。
- 「あなたなんてプリキュアというだけで、友達でも何でもないんだから!」
- 「口を開けばのぞみ、のそみって、あんた他に友達いないの?」
- 登場作品&話数・発言者:『Yes!プリキュア5』第23話・夏木りん
- 「せつななんて子、元々いなかったのよ!」
- 登場作品&話数・発言者:『フレッシュプリキュア!』第23話・蒼乃美希
なんでネタ扱いされているのか
こうした失言は、むろん誰もが多かれ少なかれ持っている「人間の一面」であり、程度の差はあれ「よくあること」。
放送禁止用語のようなものが使われているわけでもなく、別にそこまでネタにしていじるようなものではないと感じるのが普通の感覚だろう。
実はこれらがネタになる理由は、初代プロデューサーの鷲尾天が「当シリーズには人を傷つけたり、汚い言葉を使ってはいけない(敵キャラを含む)というルールが存在している」と各所で明言していたことが背景にある。
- 参考:アニヲタWiki(仮) - プリキュアタブー(外部サイト)
要するに「じゃあこれらの失言はルール違反じゃないの? いいの?」というツッコミが背景にあるというわけだ。
ただ、プリキュアシリーズには厳しいタブーがあるというのは過剰評価であり、実際にはそこまでガチガチに教条的に守られているわけではないというのは年季の入ったファンなら結構知られるところでもある。水着だってたまに出てきているのだから。
結局重要なのは、子供達に何を伝えたいのかということである。
これらの暴言・失言は別にただそれだけで終わっているものではなく、「成長描写」として扱われている。
事実なぎさはケンカしながらもほのかとともにザケンナーを倒し、その後家族のアドバイスや間違って持ってきたプリキュア手帳を見てお互い相手の本音を知ってから名前で呼び合うようになり、りんは絶望の仮面を被らされたのちのぞみの説得で立ち直り女優もプリキュアも諦めないといううららを応援するようになり、美希もせつながプリキュアになってからはラブとともにせつなを受け入れ、美希に言われたラブの方もカオルちゃんのアドバイスで美希の真意を理解してせつなに向き合う勇気を持った。