「王子もいずれはぼくを置いて、常世の国へゆく。これはどうあがいても変わらない定めだ。
だからぼくは、最後まで王子の側にいることにした。
そして、魔物無き平和な世界が訪れた後は、王子の事を語り継ぐとしよう。
王子と、そして共に戦った仲間たちのことを」
概要
ナタクは、近接ユニットでありながらブロックせずに遠距離攻撃をする専用のクラス『仙人』を引っ提げて召喚に登場した、レアリティブラックのキャラクターである。
丈の短いチャイナ服を纏い、数々の宝貝を身に着けているぼくっ娘
これまでも外見と実年齢が一致しない(またはそうと思われる)キャラは幾人か登場したが、見た目が幼い少女のナタクもその1人で、本人曰く「色んな時代の色んな国で、様々な人間を見てきた」と言うように、際立って長い刻を生きている人物である。
そんな彼女からしても「王子のように王子らしくない人間は初めて見るよ」とのこと。さすが我らが王子である。
長命の貫禄を感じさせる、終始落ち着いた物腰の彼女。しかし、意外なことに色恋沙汰は今まで初めて。王子の前では驚くほど初心であり、外見通りの繊細な少女の姿を見せる。
なお、名前や持っている装備から判る通り、元ネタは封神演義などで知られる哪吒太子。
イラストレーターは陰陽師ミコトも担当しているTOKIAME氏である。
戦闘力
ナタク独自のクラス『仙人』は通常時は浮遊していているため、近接ユニットだがブロック数は0で遠隔攻撃し、スキル中のみ地上で1ブロックユニットとして戦うという特殊なクラスとなっている。
通常時の遠隔攻撃の射程は200で、同じように近接ユニットで遠隔攻撃する魔法剣士や忍者と同じ射程である。チャクラムに似た乾坤圏を投げて攻撃する。
攻撃間隔はやや遅めの近接ユニットほどで低レアリティのプリンセスたちと同じくらい。魔法剣士よりも僅かに遅い。そして攻撃力は最大Lvまで上げても500を越えず、20%の確率で再攻撃するアビリティ『追撃』を初期から所持しているものの、レアリティブラックの割りには通常時の攻撃能力はあまり高くない。
彼女の特筆すべきところはその異常に高い防御力。
好感度0、Lv1の時点で防御力400越え、Lv&好感度maxに至っては1000を越えるという目を疑う数値となっている。
このため、物理遠隔攻撃を行ってくる敵のアーチャーや忍者に対しては天敵のようなキャラで、攻撃を食らっても微ダメか弾いて、代わりに遠隔攻撃で一方的に反撃するという絶対的な優位性を持つ。
魔法耐性は15とやや高めで、HPもクリッサやシビラに迫る高さを持つため、対物理遠隔に比するほどではないが魔法攻撃の避雷針としても優秀な部類に入る。
遠距離攻撃を受けたくない味方の側に配置すれば城壁の如く護ってくれるだろう。
スキルは得物と同名の『火尖鎗』
地上の降り立ち、携えた槍で近接攻撃を行うブロック1になった上で、攻撃力と防御力が大きく上昇する。
最低1.6倍、最大で2倍と攻防の上昇値が高く、加えて遠隔攻撃を犠牲にして得る近接攻撃はクローディアと同じく完全貫通攻撃で敵の防御力も魔法防御力も無視する痛烈な攻撃。
防御力に至っては笑うしかない数値になるのが見ものである。
ただ、このスキルの効果時間は固定の15秒と短く、『追撃』を考慮しても効果時間の間に13~15発程度しか攻撃することが出来ない。
このため、中ボスクラスでも2体倒せればいいほうで、ボスクラスが相手では倒しきる前に効果が切れて空中に舞い戻ってしまい、削るだけで終わることが多い。
どの敵にぶつけて敵の軍勢を削るか考えて使う必要があるだろう。
好感度を上げた時のセリフ
0% | だてに仙人と呼ばれていない。任せてくれないかな。 |
---|---|
15% | 仙人に見えない?よく言われるかな。 |
30% | 長く生きれば生きるほど、永別が多い。 |
50% | どんなに生きても、別れは辛いものだね。 |
60% | ぼくは仙人として、過去の出来事を語り継ぐ義務がある。 |
80% | 例え別れがくるとわかっていても、側にいたいのだ。 |
100% | ぼくは王子を愛す―――。約束だ。 |