「むー・・・。
せっかく人間に化けているのに、何もないとはつまんない・・・。」
概要
イナリは、以前、雑誌『TECH GIAN』のシリアルコードで配布されたレアリティサファイアのたまものオリジナルクラスとして存在していた近接クラス「妖狐」を引っ提げて召喚に登場した、レアリティプラチナのキャラクターである。
実装された同時期である2015年4月16日~4月30日に開催したイベント「妖怪大戦」では、異変への導き手として王子達を案内した。
九尾の狐が人の姿に化けた妖怪だが、人間が居なくなると驚かせる生きがいが無くなるとして、妖怪総大将ぬらりひょんの復活阻止に協力するなど、人間寄りの考えをしている。とくに人間と触れ合えることが気に入っているらしく、「やっぱり、人間の姿っていいね」と呟くことも。
九尾に变化する年月を生きていたせいか、人をリードして誘うなど聡明な所もあるが、ロリな外見通り無邪気で人懐っこい性格をしている。また、上記の通り、人を驚かすのを楽しむところがあり、ナギから『イタズラ妖狐』などとも呼ばれた。
そんな彼女が好感度maxになると「嫁になってもいいけど♪」と冗談混じりに言ってくるが、覚醒した(つまり好感度max後の)イナリの格好は白無垢。案外、本気で王子の正妻を狙っているのかもしれない。
なお、お約束のように尻尾が弱点である。
また、麻痺を受けると本性である狐に戻ってしまう。とくに覚醒後のものは必見であり、とても可愛い。
但し、状態異常耐性のアビリティ持ちを除けば麻痺攻撃への強さで一二を争う覚醒イナリを麻痺させるには、後述のスキル覚醒の効果以外だとあえて狙わないとあまり見れない、レアなグラフィックだったりする。
イラストレーターは、秘書官でお馴染みのアンナを描いている一斎楽氏。何気にロリキャラは初である。
戦闘力
比較的低コストで2ブロックし、ブロック中の両方の敵を攻撃可能という、殲滅力に優れた近接ユニット。
能力自体はコストと比べても貧弱気味で、とくに近接ユニットとして防御力がかなり低く、好感度ボーナスで多少補強されるものの、それでもmaxLV70まで育てても200に達しないという低さ。HPも高くない。
回避能力を持ち、敵の物理攻撃を50%で避けることが出来るため、能力値の割りには落ち難いものの、ゴブリン程度ならいざしらず、東方マップで登場する餓鬼など高攻撃力の敵を2人同時に抱えてしまうと素の状態ではかなり厳しい。
そんな彼女の真骨頂はスキル『妖狐覚醒』。
使用すると、HP、攻撃力、防御力全てが2倍に跳ね上がる。HPと防御の両方アップの相乗効果は高く、そこに回避スキルが据え置きで加わるので、素の状態が嘘にような硬さでボスクラスを抱えても落ちなくなり、並の侍以上の攻撃でブロックした敵を屠る殲滅力も発揮するようになる。
このように、スキルの使用中と素の状態でパワーバランスが極端に異なるユニットとなっている。
WT(初期待機時間)12秒以下、CT(再使用時間)24秒以下と、かなり回復が早いスキルではあるが、抱える敵とタイミングを間違うとあっさり落ちる。その場合は無理せず徹底させるようにしたい。
覚醒
覚醒すると、リハビリ以降は防御力が200を越えるなど、素のステータスが高くなるメリットも高いが、とくに注目したいのが習得する『狐化かし』による回避力強化。
物理攻撃の回避確率が75%に上昇し、敵から攻撃を受ける回数が4回に1回へと大幅に減ることで、2体の敵を抱えてもノーダメージがしばらく続くこともある、回避特化のキャラクターとなる。
こうなると、スキルを使っていない状態でも殆どダメージを受けずに最序盤から複数の敵を殲滅し続け、スキルを使えば殲滅力をさらに上げたり強敵を抱えても落ちず終盤まで生き残ることも容易になるなど、近接ユニットとして使い勝手がかなり良くなる。
また、麻痺攻撃を仕掛けてくる敵に対するブロック役としては極めて優秀になる点も見逃せない。
彼女を第一線で使いたい紳士な王子達はぜひ、覚醒まで頑張って育てて欲しい所である。
スキル覚醒
スキル名は『霊刀 小狐丸』
どっかの刀擬人化でも出てくる、稲荷大明神の狐の化身が共に打って出来たという逸話の霊刀を取り出して振るうようになる。
霊験あらたかな霊刀の力か、能力アップが2.5倍に強化され、銘入り武器らしく魔法攻撃化して敵の防御力を無視する。
ただ、強力な力の反動を受け、効果終了後は麻痺してしまうデメリット付きの能力である。
麻痺はブロック0になるタイプで殴られる心配がなく、その間もリキャストタイムが減少し、苦手だった強固な防御力を持つ敵もまとめて倒せるようになり、ステータスもより強化されることからメリットが大きいスキル覚醒となる。
魔法攻撃化に伴い相手にできる敵は増える方だが、魔法耐性が高いデーモン族などは苦手になってしまうので、そこだけは他のキャラクターに譲るなど対策を講じよう。
なお、鍛冶は大変な重労働であることから、小さな女の子にしか化けられないイナリが合槌したとは考えにくく、狐繋がりで託されたものを使っていると思われる。
好感度を上げたときのセリフ
0% | これは仮の姿だけど、あたし強いのよ? |
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15% | 確かにこの姿だと、色々と物をもらうことが多いかも。 |
30% | この姿だと、見えなかったものが見えるから悪くないわねん♪ |
50% | こうしてみると、人の姿でいるほうがぬくもりが伝わりやすい。 |
60% | あたしのこの姿って、変? |
80% | 王子、外は狐の嫁入りだよ。 |
100% | なんなら本当に王子の嫁になってもいいけど♪ |