概要
戯言シリーズや世界シリーズ、物語シリーズなどに続く西尾維新の新シリーズ。
既刊本には悲鳴伝等があり、現在(2015年)では全十巻である事が示唆されている。
何事にも動じない無感動な少年『空々空』を主人公とした『西尾維新の最長巨編にして新たなる英雄譚』。
どの巻にも『悲○伝』と題名が付いており、公式にて〈伝説〉シリーズと称されている。
小説内には挿絵は無い為、pixivにおける同シリーズの絵はイメージイラストとなっている。
シリーズ一覧
少年vs地球。
悲鳴から始まる新たなる英雄譚、第一弾。
少年よ、逃げろ。
2012年4月発売。
人類を滅ぼそうとする『地球』と、その手下である怪人との戦いを描く。
英雄vs魔法少女。
悲鳴から始まる英雄譚、第二弾。
少女の悲鳴は聞こえない。
2013年2月発売。
四国にて巻き起こった謎の脱出ゲームと、それを阻む魔法少女との戦いを描く。
脱出せよ、ヒーロー。
悲鳴から始まり、悲痛な別れを繰り返す英雄譚、第三弾。
悲惨な少年と、飛散する少女たち。
2013年6月発売。
四国を消すべく迫る兵器と、最強の魔法少女との戦いを描く。
魔法少女は、殺し合う。
悲鳴から始まり、悲痛な別れを繰り返し、悲惨な死すら超えていく英雄譚、第四弾。
人類は、絶滅前に自滅する。
2013年11月発売。
魔法少女同士の凄惨な決戦と、兵器に対峙する少年の行方を描く。
少女よ、生き抜け。
悲鳴が少女にもたらしたのは、漆黒の希望。
2014年7月発売。
主人公たちの裏側での一人の魔法少女と二人の魔法淑女の活躍を描く。
勝者は、一人。
悲鳴に始まり、悲痛な別れを繰り返し、悲惨な死すら越え、悲報が渦巻く戦争の、悲業な最期に続く英雄譚、第六弾。
英雄よ、真実を見極めろ。
2015年2月発売。
四国ゲームと魔法少女、究極魔法についての真実と四国ゲームの結末を描く。
世界なんて信じるな。
何事にも感動しない少年、空々空の英雄譚。伝説シリーズ、新章開幕。
2015年11月発売。
地球各地で起こった謎の異変と、それを受けて日本から飛び出した少年少女の冒険を描く。
西尾維新お得意の言葉遊び要素として、2作目以降は真ん中の漢字が巻数を表しているという特徴も持つ(悲two伝→悲三伝→悲four伝→悲五~伝→悲六伝→悲七伝→悲eight伝→悲九伝→悲十伝)。