概要
地球を相手に人類が戦う『伝説シリーズ』の七作目であり、二作目を始めとする『四国編』から更に物語が進んだ『新章』を描いていく。
本作では六巻までの戦場だった日本を飛び出す『vs世界』の内容となっており、今まで以上に地球を取り巻くアンチセカイ系のストーリーが展開される。
四国で五巻に渡った英雄譚は海外で残り三巻を向かえ、終末に向けて加速する事となる。
主な登場人物
空々空(そらから・くう) &虎杖浜なのか(こじょうはま・なのか)
今回はロシアの対地球組織が謎の組織に滅ぼされ、同業者を疑い世界各地へ仲間が散る中で自らも出国した。
飛行機嫌いななのかに空は無感情で相対しつつ、自身の所属する『地球撲滅軍』から現地の対地球組織『USAS』を目指す。
地濃鑿(ちのう・のみ)&酒々井かんづめ(しすい・かんづめ)
元所属組織『絶対平和リーグ』から他の魔法少女と共に空の下に下り、彼の命令で任務に赴く。
天然な鑿にかんづめは力を振るって何とか付き合い、現地の対地球組織『宿命革命団』を目指す。
魔法少女コンビ。イギリス行き。
魔法少女チーム『白夜』から空の指揮下に移ったものの、相変わらず魔力は健在で空ならぬ地から日英を走破した。
最も天才肌にして気紛れとダウナーな不確定要素を抱え、現地の対地球組織『永久紳士同盟』を目指す。
元魔法少女コンビ。中国行き。
鋼矢の方は世界中に居るという『友達』から密かに情報を受け取っており、その人物への接触も企んでいる模様。
内心ではチャイナドレスと中華料理に恋い焦がれ、現地の対地球組織『仙億組合』を目指す。
人造人間&世話役。『救助船』行き。
空の提案により本任務の悲恋は人格を改造されており、腹黒く苛烈な性格となっている。
それに竝生は反発しながら容疑者勢への演技は忘れず、地球に備え人間を保護する船『リーダーシップ』を目指す。
研究者コンビ。ロシア行き。
派遣メンバーが足りない空に新人二人を貸し出す反面、自分達は裏で相談し合い機密裏に旅立った。
二つの人間保護組織を容疑濃厚とする一方、事件の発端である対地球組織『道徳啓蒙局(跡)』を目指す。
乗鞍ぺがさ(のりくら・ぺがさ)&馬車馬ゆに子(ばしゃうま・ゆに子)
地球撲滅軍の新人。『人間王国』行き。
容姿や性格が食い違うにもかかわらず、どこかコンビに相応しい空気感を備えている。
右左危には「死んでもいい人間」と言われているが……?
人間王国国王。
入国した人間全てを対地球軍とする政権を築いており、ぺがさとゆに子には『八十点』を与えて国内に招き入れた。
容姿、性別、本名の全てが謎に包まれた存在であり、人前に姿を現してもそれが本人とは限らない。