概要
2000年代半ばに清楚系ファッションが流行したのをきっかけに囁かれ始めた女性の類型で、2012年にTwitter上のとあるイラストが話題になった事(外部リンク)をきっかけに広く認知されるようになった。
それまで、良くも悪くもはっきりしていたビッチが清楚な女性の中に紛れているかもしれないとあって、その手の女性を好む男性達が一種のパニックを起こしたのである。
一般的なイメージのビッチが「狩り」をしやすくするために擬態したパターンと、元々清楚指向であったものの性格等が原因で結果的に男を渡り歩く事になっているパターンに大別されるが、彼らにとってはどのみちアウトな存在である。後者は更に「オタサーの姫」や「サークルクラッシャー」等に発展し、現在進行形で恐怖が恐怖を連鎖させている状態である。
パートナーとして問題のある人物の事を俗に「地雷」と呼ぶが、一見してそれと分からない清楚ビッチはその最たる例であると言えよう。
なお、日本では浮気はもちろん、パートナー間の性に対する考えの不一致も離婚の理由として十分認められている。内面を偽った恋愛など碌な結果を招かないという事は古今東西数多く言われてきた事であり、擬態でやっている人はお互いのために今すぐ止める事をお奨めする。
主な傾向
これにギャップ萌えを感じるという事はほとんど無く(ビッチ好きの大半はその奔放な生き様に惹かれるため、清楚ビッチの小細工は好まない)、基本的に出会った者を不快にする属性である事から創作物に登場する機会自体が少ない。
例外はNTR物くらいで、上記どちらのタイプであっても主人公を絶望の淵に叩き落とせるため時に大暴れする。どのみち悪役としての扱いで、本人も関わった者も救われない結末を迎える事は少なくない。
二次創作では元々「ビッチ化」というジャンルが存在していた事もあり、しばしば特定のキャラクターが認定されて集中的に描かれている。とは言え根拠の無い単なるレッテル貼りである場合がほとんどで、やりすぎると争いの火種になりかねないので節度ある行動が求められる。
なお、始めから清楚ビッチを描こうとして描いた作品はpixivでもそう多くなく、タグも必ずしも貼られているとは限らない。あえて見たいのなら「黒化」の一環としてそのような描写が出てくるといったパターンを探す方が早いのが現状である。