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トート(エジプト神話)の編集履歴

2016-03-11 21:55:46 バージョン

トート(エジプト神話)

とーと

古代エジプト神話の神の一柱。知性と書記と秩序の神

概要

古代エジプトで知恵を司る。トトもしくはジェフティとも。知性と書記と秩序の神。力量としては主神オシリスや若者と王権の神ホルスなどと互角とされる。

数学や計量を司る女神であるセシャト(または)としている。聖獣はトキヒヒ。生まれは諸説あり、自らの力で石から生まれたという説が有力で、セトの頭を割って生まれたというものもある。ヘリオポリス創世神話においては、石の息子、卵から生まれたものと呼ばれた造物主で、言葉によって宇宙に秩序を与え、宇宙に法則を生み出したと言われている。神々の書記であり、ヒエログリフを生み出したことから書記の守護者とされ、死者の審判の際には死者の名前を記す役目を負うという。


ラーの目である遠方を守護する女神があるとき父と共に居ることを拒み、遠くへ行ってしまった際に連れ戻す役目を負ったこともある。オシリス達が生まれる際にとの賭けに勝った事で時の支配権を得ており、太陽が沈んだ夜には太陽に変わって地上の守護者となる。そして魔術にも通じており、イシスに数多くの呪文を伝えた。病を治す呪文にも通じている事から医療の神でもあり、セトに毒殺されたホルスを復活させている。他にも、楽器の開発者、暦(太陰暦)を司るといった面も持つ。


ラーの敵対者を倒す攻撃的な面を持ち、エジプトの国境を守るため異民族と戦い「アジア人と異国の領主を打ち負かす殺戮の主人」の称号を持つ。後にラーから彼を支配できる本当の名を教えられ、その座を譲られることになった。セクメトの殺戮を停める際に知恵を貸したとも言われるが、後述のヘジュウルの功績であり、習合された為にトートの功績となっている


 知恵の都「ヘルモポリス(いくつかあるけど上エジプトの現エル・アシュムネイン)」で信仰されていた知恵の神ヘジュウル(マントヒヒの形をしている)との習合によりヒヒの姿で描かれる事もある。また、ローマ帝国に併合された際ギリシア神話ヘルメスと同一視(こっちはちゃんと「本地であるヘルメスがエジプトへ垂迹」という説明)された。


関連タグ

ヘルメス・トリスメギストス・・・3倍偉大なヘルメスの意味。トートとヘルメスの習合神。

トト神ボインゴスタンド

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