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小説ハートキャッチプリキュア!の編集履歴

2016-03-22 17:31:56 バージョン

小説ハートキャッチプリキュア!

しょうせつはーときゃっちぷりきゅあ

講談社キャラクター文庫シリーズとして刊行された小説作品。※表紙は小説と関係ありません。

著・山田隆司、イラスト・馬越嘉彦

概要

小説ふたりはプリキュア』と同時発売されたプリキュア小説シリーズの第2弾。

小説の表紙(この記事の表紙ではない)を見ればわかるように、本編でも裏の主人公と言うべき活躍をした月影ゆりをメインに据え、1年間の内容を1冊の小説にまとめあげた作品。

単なる本編の総集編的な内容ではなく、ゆりがキュアムーンライトとして選ばれた経緯、キュアムーンライトとして一人で戦っていた頃のエピソードなどを加えつつ、本編の内容を文に書き起こしている再編集版とも言えるべき一作。

執筆するのは本編のシリーズ構成を担当した山田隆司。表紙はキャラデザを担当した馬越嘉彦という本編スタッフタッグである。

前後作と比べるとやや対象年齢が高めな内容となっている。まず、本編では今後もほぼあり得ないだろう入浴シーン、シリーズではまだ映画で一度しか描かれていない流血シーン、デューンの残酷な過去などなど、朝番組ではやれそうにない内容でも惜しげも無く描かれている。

基本的にゆりの過去以外は本編と同様だが、台詞回しや展開はかなり異なるため、ややパラレル要素も含まれる(ガンダムで例えるなら劇場版Ζガンダムといったところか)。

本編の再編集版であるが、本編の裏設定とも言うべき内容がいくらか明かされている。それを裏設定公開と見るか再編集でより掘り下げたものとして見るかは読者次第と言えよう。


主な登場人物

  • 月影ゆり

本小説の主人公。本編では唯一の高校生で、大人びた様子だったが、本作ではコロンを失う前の、ちょっとクールだが歳相応な言動や態度を見ることが出来る。過去が掘り下げられているため、可愛らしい面と等しく辛い過去も描かれている。

本編のメイン2人。本作では第1話&2話をほぼ完全再現したエピソードが存在するため、出番はそれなりにあるが、あくまでも副主人公的な扱い。

本編における追加戦士…だが本作では軽くエピソードに触れられる程度に終わっており、プリキュアの中では本作で一番影が薄い。ゆりが主人公なので仕方ないが。

月影ゆりのパートナー。本作ではシプレコフレのようにまだあどけない頃のコロンの姿も描かれる。ゆりに「プリキュアになって欲しい」と願うあまり、ラッキースケベをやらかしかけるなど本編では想像がつかないシーンも。本作では彼女を「ゆり」と呼んでいるシーンも。

つぼみの祖母にしてキュアフラワー。プリキュアとして戦う苦悩を知るため、ゆりがプリキュアになることに最初は難色を示していたが、後にゆりを指南する側となっていく。

本作でも砂漠の使徒の大幹部として登場。ダークプリキュアの生みの親であり、本作でも立ち位置は変わらない。本作では英明(ひであき)という名前が与えられている。

キュアムーンライトのライバル。本編と同じくゆりを付け狙うが、本編以上にサバーク博士に依存する面を見せている。

砂漠の使徒の面々。それぞれ本作で重たい過去が明かされる。


関連項目

小説ふたりはプリキュア小説フレッシュプリキュア!

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