カオルちゃん(プリキュア)
かおるちゃん
CV:前田健
概要
クローバータウンストリートの公園で、ワゴンカー式のドーナツカフェを営んでいる謎多き男。「ぐはっ」が口癖。ハート型のドーナツが売り。
グラサンに髭と強面だが、見た目によらず陽気で、人当たりが良い。エプロン姿がチャーミング。
本人曰く「細かい事は気にしない(大変なことも気にしない)」というおおらかな性格。
タルトやシフォンが喋ったのを見ても驚くどころか平然と接し、タルトに至っては義兄弟の契りを結んでいる。
ドーナツ屋を営む前の経歴は不明。
しかし高度な国際諜報戦に関わっていたり、ロケットの飛行士としてお呼ばれされたり、プロのドライバーも顔負けなドライビングテクニックを披露したり、生身でナケワメーケと互角に戦ったりと、プリキュアもびっくりの能力を秘めている多彩な人。
しかしそのことは街の住人には明かしておらず、結局本当はどんなことをしていたのかは最後まで謎だらけのままだった。
プリキュアの正体に気づいていたかは不明だが、ミユキさんよりも早く感付いていたような節がある。しかし傍観者のスタンスを最後まで崩すことはなかった。
何を言っても適当に聞こえるくらい言動は軽いが、時々ラブ達へ遠回しに助言を送ったりしており、それらは全てプリキュア達の成長に繋がっている。
また、彼の作ったドーナツがウエスターを始め、ラビリンスの人々の心を動かすなど、脇役に見えて実はいろいろと本編の中核に携わっている人でもある。
そのため、5以降脇役の主役回が減ったとされるプリキュアシリーズにあって、本編で1話だけ主役回を頂いていたりする。
最終回ではラビリンスでの戦いから戻ったプリキュア達をいつも通り呑気な言動で出迎えていた。
本編では一切明かされなかったが、映画版のパンフレットでこっそり「橘 薫(たちばな かおる)」という本名が明かされている。
また、同映画版ではミラクルライトの解説役になったりもしている。
小説版
※小説フレッシュプリキュア!のネタバレ有
相変わらずドーナツカフェを営んでいる。
本作で謎が明かされるかと思ったが、警察が入場規制しているところに何かを提示してあっさり通されたり、法定速度ギリギリのドライビングテクニックでラブを受験発表の会場から空港まで送り届けたりしている。
安定のチートおじさんっぷりを見せるが、結果としてさらに謎が深まってしまうというカオルちゃんらしい活躍に終わっている。
中の人
カオルちゃんの声を担当したのは、タレント、俳優、振付師の前田健氏。
氏は3DCGによるダンスが初めて採用された『フレッシュプリキュア!』のED曲「You make me happy!」から、4作品・8曲のダンスの振付も担当した。
各方面で活躍していたが、2016年4月26日未明、満44歳の若さで急逝。
『フレッシュプリキュア!』の出演者・スタッフから、その若すぎる死を悼むツイートがされている。
- 梅澤淳稔(プロデューサー):
- 香川久(キャラクターデザイン):
なお、死去の少し前に、沖佳苗が個人的に開催した「フレプリ会」という同窓会的な飲み会があり、スケジュールの合間を縫って参加していた。