人はみんな『あしたは月曜日』ってのは、嫌なものなんだ。
でも、必ず『楽しい土曜日がやってくる』って思って生きている。
いつも月曜ってわけじゃあないのよ!
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」に登場。
歳は21か23で、表記にブレがある。
父親がメキシコ移民であることから察するに、恐らくヒスパニック系だと思われる。
空条徐倫と一緒にG.D.st刑務所に収監された。留置所も移動バスも同じ。
徐倫が持っていたペンダントの中に入っていた「スタンドの矢」の破片に刺さったことでスタンドが目醒めた。
名前の由来は有名なファッションブランド「エルメス」+ロンドン出身の男性歌手エルヴィス・コステロから。
ザ・兄貴
長身でスタイルのいい女性であり、しかも妹でお姉ちゃん大好きッ子という萌え設定でありながら、それでも「兄貴」と呼ばれるのは、スパゲッティヘアと、義理堅いが人には頼らない姿勢を持ち、何より行動と台詞がいちいち漢らしく、兄貴度がずば抜けて高いが故であろう。
刑務所に入った理由も姉を殺したスポーツ・マックスに復讐する為という極めて漢らしい理由からである。「愛と復讐のキッス」の回での兄貴っぷりに魅了された人も多いのではないだろうか。
初期のエピソードで、スタンド能力が無理心中というマックイイーンに、自殺を思いとどまらせる為、パンティをあげちゃうというシーンは、一見女性らしくもやっぱり兄貴っぷりを見せるものとして有名。
また地味なポイントだが、ウェザー・リポート死亡時に物陰で男泣きをしていた。
終盤はサポートと驚き役が多くなってしまい、立ち位置的には第1部のスピードワゴンに近いものになった。
もっと活躍して貰いたかったファンも多いことであろう。
だが、そもそも彼女の目的は復讐であり、それを既に果たした後は特に徐倫と共に行動する理由はないはずである。
復讐を果たすまでに何度か死ぬ思いを経験してなお、最後の戦いまで行動を共にしてきたのも、彼女の情の厚さ故なのかもしれない。
名言
「復讐」なんかをして、失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。
許すことが大切なんだという者もいる。
だが、自分の肉親をドブに捨てられて、その事を無理矢理忘れて
生活するなんて人生は、あたしはまっぴらごめんだし…
あたしはその覚悟をして来た!!
「復讐」とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!
スタンド「キッス」
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
シールを貼ったものは二つに分裂し、剥がすと破壊を伴って元に戻るという能力。
攻撃にもサポートにも役立つので、何かと重宝した。
第6部のクライマックスは主要人物が誰ひとり欠けても成立しないという構成になっているが、中でもキッスの能力は承太郎を連れてくるという点でひときわ大きな役割を担ったと言える。
ちなみに、スタンド自体の破壊力も高い。ステータスだけを見ればスタープラチナとほぼ互角。
さすが兄貴だ……。
スタンド名の元ネタはアメリカ・デトロイト出身のロックバンドKISSから。