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前田利家の編集履歴

2010-12-26 13:58:06 バージョン

前田利家

前田利家とは室町後期から安土桃山時代を生きた戦国武将であり、加賀藩の祖となった人物である。


概要

生 没: 1539~1593年

出 身: 尾張国

家 族: (父)前田利昌、(母)長齢院、(正室)芳春院【まつ

領有地: 加賀国


 尾張国荒子村荒子城の城主・前田利昌の次男として誕生。幼名は犬千代

 若年期は織田信長の小姓として仕え、信長に連れられて城下を練り歩いていたという。この頃はかぶき者として知られ、豪奢な槍を担ぎ派手な柄の衣装をまとい、短気で喧嘩っ早い性格もあって周りからは避けれていたという。

 やがて信長が織田家当主となると、足軽の一兵卒として従軍。その槍の腕前を存分に発揮して功を立て、『槍の又左衛門』の異名で敵軍から恐れられるようになる。

 しかし、あるとき刃傷沙汰を起こして出仕停止処分となり、しばらく浪人同然の宛てのない暮らしを送る。それでも桶狭間の戦いなどに無断で参陣するなどをして織田に尽くし、続く戦で豪将を打ち取って功績をあげ、ようやく赦免された。

 復帰後、放浪中に死去した父・利昌に代わって家督を継ぐよう信長に命じられ、前田家当主となる。


 その後は信長の天下統一のために多くの戦で奮戦。しばらくして柴田勝家の与力(従軍)として北陸統制に参加し、一向一揆の鎮圧を任される。一揆鎮圧後は北陸方面の統制に参戦、この功績により能登の二十万石以上を任され、大名へと出世した。


 信長が本能寺の変で倒れ、織田家の後継問題で羽柴秀吉と勝家が対立、利家は与力関係から柴田勝家に味方する。しかし賤ヶ岳の戦いでの羽柴軍との停戦交渉の席で、秀吉を説得するはずが逆に説得されてしまい、最終的には降伏して秀吉側に付く選択をする。


 以後は秀吉の下で北陸方面の平定に尽力。北陸の惣領と言うべき働きをなして活躍し、秀吉の天下統一に貢献した。この頃に加賀の一部を領有し、のちの加賀百万石の礎ともなった。

 その功績から五大老のひとり、しかも徳川家康と並ぶ筆頭の位置に並ぶという大出世を遂げる。

 秀吉の死後はその息子である豊臣秀頼の後見人として豊臣家に尽くし、また天下を狙う家康への牽制に苦心したとされる。


小話

1)織田・柴田・豊臣と、仕えた人間に対して全力を持って応えたその働きぶりから『律儀者』と評された。


2)織田信長とは小姓時代に衆道(同性愛)の関係にあった。

(釈明しておくが、衆道は当時の武士の嗜みとされている)


3)刃傷沙汰について……

犠牲者は拾阿弥(じゅうあみ)という茶坊主(客人への接待役)である。

有能であったことから信長からは気に入られていたものの、利家の大切な笄(こうがい・髷を結う道具)を盗むなどをしてたびたび利家の不評を買っていた。

そのたび信長は利家を諭しておさめていたのだが、この厚遇に拾阿弥は次第に増長。ついには利家の前で悪態をつきはじめ、とうとう利家の堪忍袋の緒を切ってしまうに至った。

※なお、拾阿弥の盗んだ笄は利家の正室・まつの父(篠原一計)の形見の品であり、日頃から大事に扱っていた代物であったという。


4)柴田勝家との親交は深く、勝家を『親父殿』と呼び慕っていた。


5)秀吉とは足軽時代からの親友で、屋敷も垣根を跨いですぐ隣であったという。お互いの正室同士も仲が良く、豊臣政権下で主従関係になってからもその気を置かない関係は続いたという。


6)前田慶次は義理の甥にあたるが、慶次に関する明確な史料がないため、その関係がどうであったかについては不明な点が多い。


7)武勇が先走る一方で、実は非常に頭もよく、前田家の決算は利家がほぼ取りで処理していたらしい。浪人時代での苦労が、こうした財政に対する真摯な態度を形作ったといわれている。

また後年には、多くの文化人と交流して自身の格式を高めていったという。


8)まつのイメージが強いせいか、側室が5人いたことはあまり知られていない。


登場作品

NHK大河ドラマ『利家とまつ』で取り上げれて以降、脇に追いやられ気味であった役どころから、昨今では主役級の扱いを受けられるようになった。


信長の野望

その政治力の高さから居残り要員として重宝される。


戦国無双


戦国BASARA


境界線上のホライゾン

初出は2(下)。「傭兵王」アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタインの二重襲名者。P.A.Odaの五大頂の四番であり会計。またM.H.R.R.の会計も務める。幽霊


関連タグ

まつ 織田信長 豊臣秀吉 柴田勝家

前田慶次

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