概要
日本の元歌手。1965年6月20日、愛知県東海市(旧横須賀町)出身。
ソロ活動も行っていたが、主におニャン子クラブの元メンバー(会員番号12番)として知られる。
夫は現役当時からの師匠的存在であった、作・編曲家兼ベーシストの後藤次利。
1994年に結婚・引退(活動自体はその少し前から休止状態)が報じられて以降、おニャン子クラブの同窓会や「あの人は今」系の企画にも参加せず主婦に専念していたが、2010年3月に資生堂の新化粧品ブランド「IN&ON」のCMにおいて、約20年振りのメディア登場となった。
AKB48に例えるならば、彼女と国生さゆりの関係がちょうど前田敦子と大島優子に相当する…と言えば、当時の人気の一端が伝わるだろうか。
唯一の悪役
おニャン子クラブのメンバーだった頃、メンバーの中で初めてソロ活動を行ったのも河合である。その初仕事は当時フジテレビ系列で放送された、斉藤由貴主演のドラマ「スケバン刑事」、斉藤演じる主人公・麻宮サキに倒されるスケバンの役で、今で言う所のモブであったが、宮原妙子と言う役名がついていた。劇中のセリフ「ゲームなんだよ!!」は「夕やけニャンニャン」でもたびたび取り上げれた逸話がある。河合以外のメンバーも勿論数多くのドラマに出演しているが、悪役として出演したのは後にも先にも河合だけである。
「12」にまつわる話
1年=「12か月」や半日(午前/午後)=「12時間」、12方位など、「12」は生活に広く根付いた安定した数、とも言われる(一方で、次に来る「13」はその安定を崩し、また北欧神話における「招かれざる13番目の客」ロキや聖書における「13番目の席の裏切り者」ユダ等、宗教的要因も含めて忌み数と呼ばれる事が多い)。
しかし、河合がおニャン子クラブから卒業するにあたって、その出席番号である「12」が永久欠番制定された事で意味合いが変わった。
実際のところ河合の卒業はあくまで円満、次のステップへ進む儀式的なものだったのだが、「おニャン子の12番」を愛したファンにとって悲しい現実であったのは事実で、それがいつしか『ウルトラセブン』の欠番エピソード「遊星より愛をこめて」が「第12話」であった事と結び付き(最初の指摘は「ファンロード」の読者投稿欄と考えられる)、呪いの数字として認知されてしまったのである。