概要
ゼオライマーとは、漫画及びOVA作品『冥王計画ゼオライマー』に登場する主人公ロボットである。原作である漫画版はいわゆるX指定もので、性描写が本題である。
このため、余程詳しくないと相当なギャップに直面する事になるだろう。
ゼオライマー関連のイラストが送られたことはほとんど無い。
これは撃殺!宇宙拳や時給戦士スマイルバンがL・Pの顔だったのと、
L・Pとは無縁なアニメキャラの投稿が多かったからである。
ゼオライマー(原作漫画版)
「重鉄神」と呼ばれる戦闘用巨大ロボットの中で最強の一体。その強さの秘密は超次元システムにあり、強力なエネルギー波「Dブラスト」で他のマシンを瞬時に蹴散らし、機体が破損しようがパイロットが粉微塵にされようがあっという間に自力で完全復元出来る。
超次元システムの起動方法はここではとても言えない(過激な性描写を含む)ので、本編で確認されたし。
実はもう一体黒い同機体が鉄神帝国ネマトーダの本部要塞で建造されていた。
天のゼオライマー(OVA版機体)
詳細は天のゼオライマーへ。記事タイトルの表記はこちらを示す場合本来は略称である。
なおこの略称の関係上最近のスパロボから入ったユーザーは原作版とOVA版の設定を混同するケースが多い。
ゼオライマーX(新シリーズ漫画版)
原作漫画版の未来を舞台とした、『冥王計画ゼオライマーΩ』に登場するゼオライマー。
鉄神帝国崩壊から11年、赤子の姿にまで戻されたパイロットと共に姿を大幅に変えて帰還。
そして、さらに14年経った後、組織を再編し蘇った新鉄神帝国『ノイエ・ネマトーダ』と対峙する。
転生前の秋津マサキの仕業か、かつて機体内に在った『超次元システム』の中枢を本体から切り離し封印出来る構造となっている。
この内、本体の方は元のサイズより一回り小さい戦闘ロボ(鉄神)『Xダイバー』に偽装出来る機能を持たされている。超次元システム無しでは戦闘力の皆無だったオリジナルのゼオライマーと違い、Xダイバーにはシステム未稼働時でも使える武装を施されている。
一方、『超次元システム』の中枢は重鉄神サイズの大剣『メレクの鉾』と化しており、Xダイバーが手に持って振り回す武器になる他、鉾とXダイバーが接続する事で異次元のエネルギーを用いた兵器“超次元砲”にもなる。
しかし、この状態ではまだ超次元システムの使用を制限している段階で、これが長時間続くとシステムの封印が解ける危険性がある。
そして、超次元システムが完全起動した時、Xダイバーの各部が重鉄神と同等のサイズに展開・伸長。背面パーツに変形したメレクの鉾と合体した真の姿『ゼオライマーX』へと変貌する。
オリジナルと同じ固有武装“Dブラスト”の他、メイオウ攻撃と同じ発射体勢で放つ全方位攻撃“Dインパクト”も使用可能。
元ネタは、幻となった『アニメ版ゼオライマー』のデザインと設定をリファインした物。
機体名の“X”は『ゼオライマー改』の意味だと思われる(ギリシャ文字のχ(カイ)と改を引っ掛けている)。
また、メレクの鉾のメレクとは、クルド語で『孔雀』の事(鉾先のデザインを考慮して見ると、孔雀の尾羽に見えてくる)。冥王に孔雀の要素があるのは、己の傲慢さにより冥界に落とされたと言う孔雀天使の伝説からだろうか。
関連機体
・ユルギオ
読みきり漫画「た・た・か・え お父さん!!」に登場。毎年春になると動き出し、風の向くまま歩くロボット。
超硬質のためどんな兵器も通用せず、コースをその都度変えるので事前の都市計画が立てられない。
ゼオライマーとは全くアプローチの違う無敵ロボ。
春一番の風を擬人化したもので、系統はむしろ宇宙家族カールビンソンの怪物に近い。
同作は2001年発行の「ロボット&美少女傑作選」に収録された。