異次元獣スペクター
いじげんじゅうすぺくたー
概要
マザラス星人が操る怪獣で、全身が非常に硬い鏡で覆われているという特徴を持つ。
両腕から青い噴煙やミサイルを放ち、頭部からは破壊光線を放つことが出来るほか、異次元空間と現実世界を自在に移動できる能力を持っており、星人の指示を受けカオルを連れ戻すために追いかけて来たゲンを生き埋めにしたのと同時に現実世界へと向かい破壊活動を行う事でゲンにカオルを諦めさせようとする星人のサポートを行った。
最後はマザラス星人を振り切り現実世界へと脱出したレオと対決し、ハンドスライサーで体を真っ二つにされ鏡のように粉々に砕け散り絶命した。
派生作品
『ウルトラマン超闘士激伝新章』では、「鏡を行き来する」という特性を生かしエンペラ星人配下の暗殺闘士スペクターとして登場。
光の国に大量のメタルモンスとインペライザーを召喚し、惑星全土の攻撃に協力した。自分の存在に気付いたレオとアストラを暗殺剣を駆使した戦術で撃破。皇帝空間への手掛かりであるメビウスとネオスを暗殺すべく二人の入院している病院へ入り込むが、インペライザー軍団が陽動と気付いたヒカリによって間一髪のところで阻止される。ブルー族である彼を侮り、最初から切り札の技『魔鏡百獣』で仕留めようとするが、闘士となったヒカリに圧倒され、完全に暗殺失敗とみて逃亡を図るがとどめを刺さずに放置したレオたちが徒となり、そこから自身の情報を伝えられたゾフィーによって妨害された。
投降するよう促ゾフィーを冷徹な判断で制止したヒカリに対し「ウルトラ戦士に厄介な助っ人が付いた」と語り、次に戦う時は真っ先に倒すべき相手と決めるが、情報が渡る危険性からこの場で仕留めようとするヒカリと鍔迫り合いになるが幻覚を使う謎の人物の手助けによりその場を切り抜け、天騎装と自分のプライドを傷つけたヒカリへの憎悪を募らせた。
余談だが、このスペクターは天騎装と呼ばれる装備のせいで、見た目が同時期に放送されている特撮番組のキャラと似ているとファンの間で囁かれている。(しかも、同じ名前のキャラがその劇中で登場している)