概要
『艦隊これくしょん』に登場する高雄型重巡洋艦に属する、3番艦と4番艦の摩耶と鳥海がツーショットで描かれた場合等に付けられるタグ。
高雄型艦娘がメインで3人以上描かれた場合には主に「高雄型」のタグが付く。
同じ高雄型ながら、高雄と愛宕(合わせて高雄姉妹とも)とは服装的に相違があるためか長女と次女、三女と四女それぞれに分けられて描かれることが多い。
ニコニコ静画では本タグに代えて「日本摩耶鳥の会」タグが専用タグとして用意されており、pixivでも日本摩耶鳥の会タグが付与された作品もわずかながらある。
艦これでは
男勝りで対空番長なヤンキー娘摩耶と頭脳派で謙虚なメガネ娘鳥海の、不良と優等生のような組み合わせ。公式のドラマCDでも、活発で子供っぽい所のある摩耶とそんな彼女に手を焼きながらも放っておけずにフォローをする鳥海といった仲の良さが表われている。
瞳の色も群青と赤紫であり一見対照的に見えるが、摩耶は「怖いなら、あたしの後ろに隠れてな!」、「新入りだってさ。可愛がってやるか!」と面倒見、人当たりがよく、対する鳥海は「追撃します!逃がしません!」、「主砲よーく狙って…撃てーっ!」と好戦的でもあり、共通的な面も持ち合わせている。
節分の限定ボイスでは豆を投げたり投げられたりしてじゃれ合って(?)いたりする。
外見も頭のアンテナや服装は元より摩耶は左脚、鳥海は右脚にそれぞれアンカーのような形状のブーツを履いており、立ち絵も背中合わせのような描かれ方をされている。また、『艦これ白書』や『提督の冬休み』等の公式イラストでもよく一緒に描かれており、左右対称、表裏一体のような意図的な繋がりを感じさせる。また、真面目な鳥海も摩耶と同様にスカーフを解いているのも特徴。あと2人ともはいてない。セーラー服はスク水素材。
2015年3月13日に摩耶改二、3月27日に鳥海改二が実装された。
お揃いの制服に加え、同じチョーカーを付けており、新しい形状のブーツもそれぞれ片方ずつ履いている。
対空強化が施された摩耶は艦隊を守る盾、火力(主に夜戦能力)が強化された鳥海は敵を追撃する矛としてのコンビネーションを見せてくれるだろう。
メディアミックスでは
ゲーム内ではお互いについて言及するセリフは無い(強いて挙げるなら鳥海改二の放置ボイスで摩耶に言及しているのみ)ものの、公式の4コマ漫画では鳥海は摩耶を「摩耶姉さん」と呼び血の気の多い彼女をなだめていたり、ソロモン海戦での鳥海の活躍を摩耶が自慢気に語っている。後に摩耶が「竣工日も一緒だし双子なら上も下もないからお互い呼び捨てにしようぜ!」と提案し、設定基準の呼び方となった。
『side:金剛』の特典ドラマCDでは二人で演習に行っていたり、比叡のカレーの被害(?)に遭ったり、当然のように二人で入渠しようとしたり、摩耶のいたずらや悪態を鳥海がたしなめたりといった仲の良い描写が多い。
こちらでは鳥海は摩耶のことをゲームに先んじて「摩耶」と呼び対等な口調で話しており、高雄と愛宕のことは「姉さん」と呼んでいる。また、摩耶は鳥海とは「意見が合うぜ」と言いつつ、高雄と愛宕のことは「あいつら」と呼び、どこか警戒している節がある…?
史実では
2隻はその高い指揮機能を以て日本海軍重巡洋艦部隊の主力を務め、ミッドウェー海戦、ろ号作戦、マリアナ沖海戦等で共に出撃したが、レイテ沖海戦群では潜水艦の雷撃により摩耶(と愛宕)が先に沈み、鳥海は二日後のサマール沖海戦で駆逐艦と艦載機の攻撃を受けた結果、航行不能→自沈処分になる・・・という悲劇に見舞われてしまう(敵艦の砲火を浴びる前に、鳥海自身の不注意による戦艦金剛の誤爆もあった、とする説もある)。
起工時期に関しては経済恐慌の影響により、摩耶は鳥海よりも9ヶ月遅く起工が行われた。史実における艦艇類別等級表で「高雄→愛宕→鳥海→摩耶」の順に並んでいるのはそのためで、戦史研究が進んだ現代では、鳥海を3番艦、摩耶を4番艦と記している文献が多い(古いものでは、潮書房光人社・刊「連合艦隊軍艦銘銘伝」の例がある)。
その後の進水は摩耶の方が早かったが、就役日は同日(6月30日)に迎えており双子のような関係でもある。
ちなみに2隻とも日清戦争、日露戦争時代の摩耶型砲艦の1~2番艦である摩耶と鳥海の名前を継いでいるため、艦艇としては2代目の摩耶と鳥海となる(3番艦は初代愛宕、4番艦は初代赤城)。
戦後は、摩耶の名は断絶して久しいが、鳥海の名が海上自衛隊のイージス艦で現役にあるこんごう型護衛艦の3代目「ちょうかい」として受け継がれた。なお「ちょうかい」は先代とは異なり、はっきり4番艦である(3番艦は「みょうこう」)。
関連イラスト
関連タグ
妙高(艦隊これくしょん):前述の「みょうこう」は2代目になる。