火事場のクソ力
キン肉マンに登場する一発逆転の手段。最近(おせえよ!)、その正体は友情パワーと判明した。完璧超人や超人閻魔が恐れているのもこれである。
「家が火事になった時に、一人で抱えきれない量の荷物を持ち上げる、普段の力では開けられない扉をこじ開ける等、人は窮地に陥ると生き延びる為にとんでもない怪力を出せる」という「火事場の馬鹿力」が由来。
キン肉マンが強敵と対峙し生死の境目まで追い詰められた際に、己の限界を超えた力として発揮するモノであり、本来ならば超人強度95万パワーであるキン肉マンの力を7000万パワーに底上げしている。もっとも、キン肉マンは火事場のクソ力を封印された状態でも強豪超人達と渡り合っており、絶対的に必要な代物ではない。アシュラマンの言葉を借りるなら、超人強度に優劣があっても、より鍛え抜いた方が強いということだろう。火事場のクソ力とはキン肉マンが努力と根性、そして友情によって後天的に得た能力なのである。
火事場のクソ力の根源はキン肉マンが戦いの中で他の超人達と育んできた友情パワーであることは先述の通りだが、友情パワー自体は他の超人達にも伝播していくモノでもあった。
そのためキン肉マンと戦い友情を交わした超人達は本来の超人強度を超える力を発揮するようになり、そのことに危機感を覚えた超人閻魔によって完璧超人たちとの全面対決を引き起こしている。
また、キン肉族は代々この火事場のクソ力を有しており、101歳のヨボヨボ老人(当時)であるキン肉真弓や、王位継承権を放棄したキン肉アタルでもランタン(後述)に火をともすことが出来る。
火事場のおっぱい力
『キン肉マンレディー』を参照
魂のランタン
キン肉王家に代々伝わるランタン。火事場のクソ力を持つ者だけが、正義の炎を灯すことが出来る。
二期生入れ替え戦後のキン肉万太郎は灯すことが出来なかったため、凶悪囚「ノーリスペクト」との戦いという試練が課せられた。
炎の要素は三つあり、それぞれ「負けた敵を許すことのできる寛容の炎」「己の欲望を忘れて立ち向かう無我の炎」「絆を紡ぐ友情の炎」と呼ばれている。