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火事場の馬鹿力

かじばのばかぢから

私の本気を見るのです!

危険危機が差し迫った状況発揮される、普段は出せないような本気の力・能力のこと。

人間に限らず全ての動物は、全力を出すと筋肉や神経系に大きな負担が掛かるため、筋肉痛になったり、身体を痛めたりしてしまう。酷い場合は自分の筋力で骨折したり、筋が切れたりするなど、体が破綻してしまう。

そういったことが起きないよう、普段から100%の力を発揮しないように、脳が無意識のうちに身体にリミッターを掛けているのである。

だが、火事や事故など、非常事態が起きた場合は、極度の緊張や興奮によってこのリミッターが解除されることがある。この時、無意識的に「普段以上のパワーを出せる」感覚に陥り、本来出せる力が完全に解放される。これが「火事場の馬鹿力」である。
この「力」は物理的なパワーだけでなく、人や状況によっては「時間の流れが遅く(あるいは止まったように)感じる」「苦痛や疲労を感じなくなる」といった方向で現れることもある。

ただし、いずれの場合も身体にかかる負荷は(個人差はあるものの)軒並み大きく、危険を回避したり危機から逃れるなどで脳が「安心」してしまうと、途端にツケが跳ね返ってくる。
上述の通り、身体が破綻してしまわないように抑制しているリミッターを解除してしまうのだから、(行動如何にもよるが)その代償は大抵の場合大きいものとなり、最悪の場合死に至る。
戦争漫画やバトル漫画などでよく見られる「戦闘中に獅子奮迅の活躍をしていた者が、敵を殲滅した瞬間に盛大にブッ倒れる」「死闘を繰り広げていた者が、決着と同時に真っ白に燃え尽きる」などはいい例だろう。

…そう、真面目な意味で「身体は正直」なのである。


ちなみに、火事場のクソ力は漫画の中の能力なので注意。

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