マッドーナ工房
まっどーなこうぼう
概要
元はレーサーでもあった天才的技術者のムクレド・マッドーナと妻・ララパーリー、第2部では息子・ロディらマッドーナ一家を中心に経営している地球圏屈指のMS工房。
全長2kmに及ぶ大型ファクトリー艦「マッドーナ・ファクトリーシップ」を住居兼工房としており、普段はコロニー・ファーデーン宙域に停泊しているが、自由に移動が可能な為に定住先を持っていない。
ムクレドが築き上げ一代で大きくしてきた工房で、その技術力はヤーク・ドレがゼダス強化の為に持ち込んでくる程(小説版では情報不足の為にゼダスがヴェイガンのものだとは気がつかなかった)であり、銀の杯条約での制限があったのを踏まえても地球連邦軍以上に優れた技術力を誇っている。
表向きはレース用などの民間用の機体を作っているが非合法である軍用MS開発も行っており、地球連邦軍のMSの修理強化はおろか、民間企業から旧国家派閥、はては反地球連邦勢力の仕事も受けるなど、どのような相手の仕事も引き受けている。
また、定住先を持たないファクトリー艦をねぐらとしている影響からか自衛能力としてムクレド自ら率いる私兵集団も抱えている。
開発したMS、関与したMS
シャルドール…レース用から戦闘用まで存在。ムクレドも専用の機体を所有。
シャルドール改…シャルドールを本格的に軍用に仕様変更したもの
Gエグゼス…シャルドールをベースにしたウルフ用のMS
ジェノアスカスタム…Gエグゼス前のウルフ専用機
Gバウンサー…アセム編でのウルフ搭乗機。ウルフ以外にもエース専用としていくらか存在。
ティエルヴァ…Gバウンサーを基にしたジラード・スプリガン専用機
ゼダス…ヤーク・ドレに持ち込まれてきたもの。
クランシェ…小説版のみ。小説版ではアデルをベースにマッドーナ工房及び新生テクノソロン社により提供されたデータを基に作られている。
エメルダ…旧国家派閥のMS。
作中では
レーサー時代から繋がりのあったウルフ・エニアクルによるジェノアスカスタムを下取りにしてのカスタム機製作以来という形で地球連邦軍の機密情報提供をはじめ、天才技術者同士でもあったフリットとムクレドの意気投合、レーサー時代からの上得意であるウルフとの繋がりから、ディーヴァとは協力的な関係を築き上げており、AGEシステムに導きだされたディーヴァ改装を手掛けたり、アンバッド攻略戦ではムクレド自ら率いる私兵集団が参戦するなど戦力の提供も行っている。
その後も基本的には地球連邦軍、というよりはディーヴァとの関係も良く、仲の良い関係を続けている。
一方で、ウルフ、ディケ等によって流出させた機密情報を使っていたり、フリットと懇意にしておきながら裏で宇宙海賊ビシディアン等の反地球連邦勢力にもMS等の戦力提供を密かに行っているなど、ディーヴァとは友好的だが地球連邦そのものとは必ずしも友好的とは言い難い存在でもある。