機体データ
型式番号 | RGE-C350 |
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全高 | 18.2m |
重量 | 44.2t |
武装 | ドッズガン、ビームサーベル、ビームバルカン、シールド |
パイロット | 地球連邦軍兵 |
概要
シャルドールを戦闘用に強化した改良型で、マッドーナ工房が地球連邦軍などに販売しているMS。
複数あるシャルドールの仕様サンプルの中から優秀なものを厳選しており、その中には上位互換機であるGエグゼス仕様も含まれている。そのGエグゼス仕様の装甲及びフレームを共用することでより戦闘向けに改良されているのが特徴。
ジェノアスⅡ、アデルと共に連邦軍の主力機として数えられており、民生機がベースという事もあって民間から徴用されたパイロット達に好まれた他、反連邦組織や宇宙海賊「ビシディアン」も独自の改造を施した機体を運用している。
通常機とは肩や頭部、バックパックなどが異なり、特に頭部のゴーグルはジェノアス系以上にジムっぽい形状になった。ジェノアスⅡと同じくドッズガンで武装し、Gエグゼスと同型のシールドを装備する。
ビームサーベルは、バックパック上部の折りたたみ式ラックに搭載されており、基部はターレットになっているので、左右どちらからでも抜刀が可能。
第三部でも改良を施された上の納入・運用が続けられており、第四部ではメガランチャーを装備したタイプが確認されている。
関連動画
バリエーション
シャルドールローグ
形式番号 | BMS-003 |
全高 | 18.2m |
重量 | 41.2t |
宇宙海賊ビシディアンが使用する改造モデル。
口元が髑髏の歯を模したデザインとなっている。主武装は右腕と一体化した固定火器ドッズバスターと、斧状のビーム武装ビームアックス。
ローグとは「悪党」と言う意味。
ローグバット
形式番号 | BMS-008 |
全高 | 18.2m |
重量 | 52.8t |
戦争終結後に宇宙海賊から転身したビシディアンが資源探査事業を開始した際に残っていたシャルドールローグを探査用に改装した機体。
頭部に小惑星の地表面の紫外線・赤外線をモニターするセンサーを、背部に広範囲が探査可能な能動型電波センサー機能を持つコウモリの翼状のウィング(ガフランのウイングパーツに似ているが転用したものかもしれない)と長時間行動が可能なプロペラントタンクを搭載し、右腕には多目的ビーム射出システムを持つ。この多目的ビーム射出システムは出力調整で採掘・削孔工事やビームを撃ち込むことで爆破地震動測定により地層解析も行える優れもの。
後に資源探査をするパイロット達から「ナースメイド(世話焼き役)」と呼ばれる程の信頼されるようになり、ビシディアン以外の宇宙探査事業にも技術が転用された。
シャルドールスカウト
形式番号 | RGE-C350S |
全高 | 18.2m |
重量 | 60.2t |
威力偵察仕様の機体。
探知の難しい光学迷彩である「見えざる傘」を駆使するヴェイガンの奇襲戦法に悩まされていた連邦軍がその奇襲戦法に対抗すべく設立した「ヴェイガン探知技術開発委員会」、通称「TARAC研(Target Acqui-sition)」が開発した特殊作戦機。
この機体は敵の存在が予想される座標に偵察用MSを搭載した高速艇を直行させるという、割り切った発想の基で生み出された特殊作戦機。
少数で敵勢力圏内に侵入して戦闘しつつ情報収集し、任務が完了すると同時に速やかに離脱する威力偵察を行う。その為、通常のシャルドールよりも厚い装甲と強力なスラスター、高威力かつ敵の撹乱に適した特殊装備を追加している等生存性を高めている。
武装は赤外線による探知を防止すべく低排熱の特注品を使っている実弾式コンバットライフル、右肩には多目的ランチャー、左肩には4連装ミサイルランチャーをそれぞれ装備。取り回しのが優れた小型シールドを装備している。
OVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』にこの機体らしき残骸が一瞬だけ映っている。
立体物
HG1/144「シャルドール改」としてラインナップ。Gエグゼスの金型を流用しているため一部パーツが余剰となる。ドッズガン、ビームサーベル、大型実体シールドが付属。サーベルラックは360度回るギミックが再現されている(劇中では、披露されることがなかった)
また、ビシディアン仕様の「シャルドール・ローグ」もHG1/144シリーズにラインナップされている。 金型の関係上、ノーマルのシャルドール改を組み上げることができる他ドッズバスター、ビームアックスが付属している。
関連タグ
ネモ(ガンダム):「主力量産機ともガンダムとも違う系統で生まれた緑色の味方側量産機」という共通点がある。
ボール(ガンダム):MSではないが、誕生の経緯はこちらに近い。