概要
ファミリーコンピューターにおいて、女神転生シリーズが発売された80年代後半から90年代初頭には、日本は未曽有のバブル景気に沸いていた。
そのバブル期を発端に流行った文化の一つとして、ボディラインを強調したスタイル「ボディ・コンシャス」、略してボディコンと呼ばれるファッションに身を包み、ジュリ扇と呼ばれる扇子を持ちディスコやクラブで踊り狂う女性が続出した。
その女性たちが大破壊前後にゾンビと化したものの、生への執着故か生前の知能と美貌をキープしたままに、哀れな犠牲者を誘惑して喰ってしまう悪魔となってしまったのが「ボディコニアン」なのである。
設定が設定なだけにR-18のイラストも投稿されているので、検索は自己責任を推奨される。
なお普通の女性や、より年上の女性は「レディーゾンビ」や「オバタリオン」と呼ばれる悪魔になった模様。
流行が終息した後の時代に発売したシリーズには登場しない。
登場作品
デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ 1990年
悪霊ボデコニアンとして初登場。電脳悪魔絵師金子一馬がグラフィック担当となった初の作品で、エルフやルサールカの色違いの、赤いレオタード姿の金髪の女性悪魔として登場。今作のシステムでは悪霊はEVIL属性であり仲魔にすることは不可能だった。
真・女神転生 1992年
屍鬼ボディコニアンとして大破壊前の東京から登場。赤いボディコン姿で、腰をフリフリするアニメーションがセクシーであった。色違いキャラは白いボディコン姿の男喰い、幽鬼マンイーター。
今作以降DARK悪魔は合体で仲魔にできるようになったが、LIGHTやNUTRAL悪魔と比べると能力が偏っており、合体法則も手間がかかるために、連れ歩くのはもはや趣味の世界である。
ヒーローの幼馴染でロウヒーローの彼女であった少女は、大破壊後の六本木でボディコニアンなっており、どのように対応するかでパーティーの属性が変化する。
真・女神転生Ⅱ 1994年
屍鬼ボディコニアンの最終形態。赤いボディコン姿は健在だが、青肌でジュリ扇にショールを首に巻いたゴージャスな姿であった。東京ミレニアムのファクトリーエリアに大軍で出現するため、マグネタイト補給にボディコニアン刈りを行ったプレイヤーも多かった。ディスコのメッセンジャーとしても登場し、マンイーターは両手を上げて踊る別グラフィックになった。
真・女神転生if... 1994年
開発中の画面にはボディコニアンが使用されていたが、製品版ではマンイーターのみ登場。
偽典・女神転生 1997年
今までのシリーズの悪魔設定、シナリオ担当だった鈴木一也がPC用に制作した外伝的作品。キャラクターデザインは相崎勝美。金子デザインのポーズを変え、ディテールアップした姿で登場。マンイーターは黒い服である。
真・女神転生TRPG
ルールブックのショートストーリーに登場。平和的な会話がなりたち、悪魔や対悪魔用に開発された自衛隊のロボット兵器が徘徊する大破壊後の東京についてガイドしてくれる。
豪血寺一族2 1994年
ATLUSがアーケードゲームとして発売した格闘ゲーム。プレイヤーキャラの一人、煩悩坊主陳念ステージの背景はディスコであり、ファイナルラウンドになるとバックダンサーがボディコニアンになるという演出があった。