概要
ルサルカ(ルサールカ)とはスラヴ神話の水神、または水妖である。
名前は、古代スラヴ人のルサーリイという祭りに由来し、豊穣神としての一面もあると言われる。
若くして死んだ花嫁や水難事故で死亡した女性がルサルカになるといわれている。
美しい女性の姿をしており、その美貌で男を惑わし死に至らせる。ただし、地方によっては老婆の姿ともいわれている。
なお、ドヴォルザークによるルサルカの伝承を元にした同名のオペラが存在する。
現代ではゲームでモンスターとして登場するほか、人名や地名などの固有名詞にも名前が転用されることがある。
悪魔城ドラキュラにおいては
ゲーム『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』において、ルサールカ名義で登場。ステージ「ソムヌス岩礁」のボス。
水を操る能力を持つ。津波を起こして近海を航海する人を海に飲み込む魔物。若い女性の上半身と魚の下半身を持ち、手には鋭い爪と水掻きを備える。
自身の髪や水を吹き掛けて攻撃してくる。ステージ全体を飲み込む大波を繰り出す技・メイルシュトロームが必殺技。また、コナミ繋がりか、なぜかモアイを上から落としてくる。このモアイは攻撃を当てると壊せるが、全部壊してしまうとメイルシュトロームが避けられなくなるため無暗に壊さないよう注意が必要。そのため、攻撃順番もモアイ落としがメイルシュトロームより先になっている。
女神転生においては
初出はFCの『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』で”妖精”ルサールカ名義で登場。エルフやボデコニアンの色違いで青肌の姿だった。『真・女神転生』と『魔神転生』では全裸姿で登場。緑肌であったので当時の規制では登場できたようである。
メメントモリにおいては
メインクエストのボス、および限定ガチャキャラとしてルサールカ名義で登場。傘を持った少女として描かれる。
作中の重要人物である「クリファの魔女」の一人であり、魔女名は「天泣の魔女」。
ある理由で湖の底に沈められ、100年もの間やまない雨を降らせていた。
CVは大橋彩香。ラメントは「Ⅲ. THE RAIN」(歌唱も大橋彩香)
Fate/Grand Orderにおいては
詳細は水怪(Fate)を参照。
その他
聖剣伝説2にも、ルサルカというキャラが登場するが聖剣の場合は中央に中点が入る。
キャラ説明はルサ・ルカの記事へ
関連タグ
ルサルカ・シュヴェーゲリン(Diesirae)…人名への転用例。現在、「ルサルカ」で検索するとほとんどこのキャラクター関連のイラストがヒットする。