声優・CV
概要
レナス・ヴァルキュリアとは、『ヴァルキリープロファイル』の主人公。
長い銀色の髪を持ち、蒼穹の鎧をまとう美しい戦乙女(ヴァルキリー)。
北欧神話においてはヴェルザンディに相当する。
神格は第六級。三姉妹中では最高の神格を持つ(アース神族全体では中堅程度)。
半人半神であるヴァルキリーのうち、人間と神の中間の考え方を持っている。
神族なので年齢は不詳だが、人間に換算すると23歳。
長い銀髪は三つ編みにしてまとめている。
作中での名義に付いて
当初、第1作である『ヴァルキリープロファイル』では「ヴァルキリー」名義で登場するが、ヴァルキリーが複数登場する『ヴァルキリープロファイル2』においては本名の「レナス」名義で登場している。
なお、『咎を背負う者』では、本編中においてはレナスがヴァルキリーであるため「ヴァルキリー」名義だが、セラフィックゲートで仲間になると「レナス」名義に変わる(おそらくセラゲで無理やりアーリィが登場するため)。
また、ゲスト出演している作品の名義は「ゲスト出演・コラボ」の項を参照。
登場作品
『ヴァルキリープロファイル』(PSP版では『ヴァルキリープロファイル レナス』)
人物像
ヴァルキリープロファイル
主人公。使用武器は剣または弓。
人間には一般に通称の「ヴァルキリー」と呼ばれているが、古の知識を持つ者(リセリア)や専門的な魔法知識を持つ者(レザード、ガノッサ)、また敵対者である不死者からは本名の「ヴァルキュリア」と呼ばれる。
運命の三女神は神族の中でも特殊な存在であり、普段は人間として暮らすが、ときが来るとオーディンに選ばれた1人が人間から転生し神族になり、任務を終えると再び転生し人間の生活へと戻る。
これは互いに接点のない神と人間の橋渡しをするために必要な資質であり、それゆえに三女神は強さと優しさの二面性を兼ね備え、同時に危うい精神構造も持つ。
ただし、現在のレナスはラグナロクに関わる選定を確実に遂行させるために人間としての記憶を封じられており、レナス本人はこのことを知らない。
基本的には冷淡に振る舞うが、Aエンディングルートでは過去の記憶を取り戻し、感情を露にする場面も描かれる。
ヴァルキリーとして転生する直前の生ではプラチナという美しい銀髪の少女として貧しい寒村コリアンドル村で暮らしていた。身売りに出されそうになったとき幼馴染のルシオに連れられ逃げ出すも、ラグナロクに備えエインフェリアを求めるオーディンの召命により鈴蘭の草原で命を落とした。
ヴァルキリーの任務として人間界に降りる際には「メリル」を名乗っていた。なお五代ゆうの小説中では「シルヴィア」を名乗っている。
決め技は通常攻撃の連打で空中に浮かせた敵を3本の槍で串刺しにする「ニーベルン・ヴァレスティ」。
装備している武器によっては上空から巨大な槍を投げつけるトドメの一撃が追加される(最上位クラスの武器では巨大槍の後に大爆発がさらに追加される。この状態では全キャラの決め技中屈指のダメージ倍率となる)。
ヴァルキリープロファイル2 シルメリア
前作の主人公。
正確には今作のレナスはこの時代の(人間に転生している)レナスではなく、前作のAエンディングでラグナロクが起きた後、ロキを倒し、新たな世界の創造神となったレナスである。
武器は片手剣のみとなった一方で、回復と補助魔法を使用可能となっている。決め技は前作と同じく姉妹共通の「ニーベルン・ヴァレスティ」。
本編最終盤でパーティに加入するがその後離脱する。ゲームクリア後のセラフィックゲートで再度加えることができる。
ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者
時代が異なるため1作目の主人公とは似て非なる性格であり、毅然とした振る舞いを見せながらもその内には他者を思いやる優しさを秘めている。
自らがセオドールの魂を選定したことが原因で、その息子であるウィルフレドが復讐鬼になってしまったことに負い目を感じており、何とか彼を殺さずに冥界との契約を破棄させようとしている。
後の『レナス』のストーリーに繋がる伏線として、「エンディングB」や「エンディングC」では人間に対する過度なまでの感情移入がエインフェリアの選定において妨げになるとオーディンに見なされ、人間としての記憶を封印されてしまうことになる。
恒例のようにセラフィックゲートで仲間に加入する。クラスはアーリィとともに専用の「魂を選定する者」だが、一部防具が装備可能である点を除いて軽戦士と変わらない。決め技は「ニーベルン・ヴァレスティ」。
その他情報
B84/W56/H83
ゲスト出演・コラボ
レナスはシリーズ以外のトライエース作品にゲスト出演している。
また『ヴァルキリープロファイル』が他作品とコラボする際には常に起用されている。
スターオーシャン?
『スターオーシャン3』のクリア後のエクストラダンジョンにて「レナス」として登場。
ネコを祖先とする種族フェルプールの少女の姿を借りたため猫耳としっぽで登場する。
同作には「ルシオ」「レザード」「べリオン」といったレナスとなじみのある名前の亜人のキャラクターたちが本編中に登場する。フェルプールのレナスの姿は、そんな彼らと関連付けて展開される予定であった割愛されたイベントの名残である。
鎧を付けず、小さな背丈の倍以上もある大きな槍を携えた姿で幾度か現れ、本編中のボスを召喚しフェイトたちの行く手を遮ろうとする。最終的には自ら鎧をまとい、『SO3』中でもトップクラスの攻撃力を持つ強敵として立ちふさがる。
また本人ではないが、ゲームボーイ作品『スターオーシャンブルースフィア』の最終ボスの一形態がレナスに酷似している。
スターオーシャンシリーズのスマホゲーム『アナムネシス』では、原作通りの容姿で期間限定コラボ出演していた。
ラジアータ?
『ラジアータストーリーズ』にもエクストラダンジョンで登場している。
こちらも作風に合わせてキャラクターが調整されているが、原作に近いデザインとなっている。
ボスとして登場し倒すと仲間に加わる。分岐前のストーリー序盤を除けば人間編と妖精編に共通して加わる唯一の仲間であり、全状態異常耐性持ちのキャラクターとしては特に妖精編では貴重な存在となる。
武器には魔剣グラムを装備し、ボルティブレイクは「ニーベルンヴァレスティ」。仲間に加入する際にダブったからと主人公ジャック用の魔剣グラムを1本くれる。
作中では原作同様華麗なスライディングを披露している。
こちらは「ヴァルキリー」名義である。
FEZ
『咎を背負う者』発売に際して行われた『ファンタジーアースゼロ』とのコラボではウィルフレドとともに起用されている。
『VP咎』のシリアルを2009年1月19日23:59までにスクエニメンバーズに登録すると『FEZ』用のシリアルコードが記載されたメールが届き、そのシリアルをゲーム内NPCに話しかけて入力することで特典装備が入手できた。男性用が「ウィルフレド」セット、女性用が「レナス」セットでどちらか一方が入手可能だった。
ファンタシースターノヴァ
同じトライエースが手掛けた『ファンタシースターノヴァ』では『ヴァルキリープロファイル-レナス-』とのコラボとして2014年12月18日からレナスの武器とコスチュームセットが無料配信されている。
イグジストアーカイヴ
トライエース開発の『イグジストアーカイヴ』では「tri-Aceコラボ第1弾」として月舘まゆらのDLCコスチューム「ヴァルキリープロファイルコラボコスチューム レナス(まゆら)」が2016年1月29日から無料配信されている。
また同時にアーリィ(神河蘭世)、ルシオ(霧谷時久)、ブラムス(轟なめろう)のコラボコスチュームが配信開始された。
ロードオブヴァーミリオン
『ロードオブヴァーミリオン』シリーズでは「レナス」の名で第1作最初のアップデートであるver.1.1から神族の使い魔として登場している。
その後『ロードオブヴァーミリオンⅡ』のver2.5で再度追加され、カードが一新された『ロードオブヴァーミリオンIII』でもver.3.1Rから登場した。
また『ロードオブヴァーミリオンアリーナ』では正式サービス開始時からゲスト使い魔として登場している。
ブレイブリーアーカイブ
『ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート』にて2015年6月8日17:00から6月29日16:59まで『ヴァルキリープロファイル』コラボ第一弾として「レナス・ヴァルキュリア」の名前でメルティーナとともに入手可能であった。
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