概要
2005年1月27日に発売されたプレイステーション2対応のロールプレイングゲーム。
発売はスクウェア・エニックス、開発はトライエースである。
複数の種族が存在するファンタジー作品である。
SFチックなスターオーシャンシリーズを手掛けるトライエースにしては珍しくメルヘン的な世界観となっている。
170人以上のキャラクターを仲間にできるという当時の他のゲームにはない要素を持っている。キャラクターがタイムスケジュールに沿って行動する斬新なシステムの先駆となった。エンディングは2種類の分岐があり、物語の途中で選択できるという特徴もある。
コミカライズされており、月刊Gファンタジーで人間編、月刊ガンガンWINGで妖精編が連載されていた。
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キャラクター
メインキャラクター
ガンツ・ロートシルト:団長
仲間・その他のキャラクター(50音順)
タ タナトス
ナ ナミ・タマキ
ヴァルキリープロファイルの主人公レナス・ヴァルキュリアもエキストラとして仲間になる。
ナミ・タマキはOPを歌っている歌手をモチーフにしたキャラクターである。
評価
2005年にクソゲーオブザイヤーにノミネートされた作品である。「どちらかを救うために、どちらかを犠牲にしなければならない」という後味が悪いストーリーが低評価の一因であったらしい。
当時の時点でも衝撃的なストーリーを持ったスクウェア製のゲームはあったのだが、いずれもどちらかというと高い年齢層に向けた作品である事が広報の時点で分かるものだった。対してこの作品の場合はメルヘンチックさを強調していたゲームであった事が落差を生んでしまった面もあると思われる。
後は広報で使っていたアニメーションがゲーム内で使われなかったというのも印象を悪くしたと思われる。
一方で日本ゲーム大賞にも入賞するなど高い評価も受けている。
多彩な仲間キャラ、斬新なシステム、細部までこだわった街の構造やキャラの行動、箱庭的な世界観ゆえ根強いファンも多い。
結末に納得いかないという人は上述の漫画版を読んでみると救われるかもしれない。