概要
声優は岡田佐知恵。
主人公ジャック・ラッセルが所属することになる戦士ギルド「テアトル・ヴァンクール」の長「大隊長」にしてテアトル最強の戦士。
『ラジアータストーリーズ』に登場する数多くの仲間たちの中でもその実力はトップクラスで、いわゆる強キャラ。パーティに加える条件も相応に厳しく設定されている。
装備している「エンシェントメイル」はダークブラウンを基調とし、両側に大きな角がついた顔を覆う兜とコート状に構成された下部が特徴的。ゲーム本編中では常に兜をしており、声から女性であることは分かるものの素顔を見せることはない。またその声も兜によって籠り、やや反響気味。
ストーリー中に幾度か兜を外そうとする場面はあるがその度に来訪者があるなどして結局兜を脱ぐことはない。
テアトル・ヴァンクールの創設者であり、100年ほど前のラジアータで人間を守って戦った英雄アルフレッドの従者を務めていたダークエルフの女性。ただしダークエルフであることはゲーム内では明示されていない。
ダークエルフ故に長命で若々しく、またダークエルフ故に火龍パーセクと知り合いであるなど世界の理にも通じている。
アルフレッドから愛剣「アヴクール」とともに人間を守るとの遺志を受け継ぎテアトル・ヴァンクールを創設した。またその際に「エル」の名を「エルウェン」と改めている。
戦士ギルドに所属する他の兜をかぶったキャラクターと同様に、仲間加入後から参照できる「仲間事典」のプロフィールで金髪ロングの素顔を見ることができる。
現在のテアトルにおいては副長のジェラルドに任せている部分も少なくないがその存在は絶対的で畏敬の対象となっている。またテアトルの「1番隊」は大隊長専用として欠番となっている。
テアトル最上階の大隊長室には夜から朝にかけての時間に在室で、それ以外の時間は地下水道奥にあるアルフレッドの納骨堂で祈りを捧げるための往復に費やされている。
人間編で仲間に加入するが、テアトル・ヴァンクールの全メンバーの加入が条件として設定されている。テアトルのメンバーの中には時限要素が加入条件に関連するキャラクターが複数いるため条件達成の難易度は高い。その上で強敵のエルウェンに1対1のバトルで勝利することでようやく仲間に加えることができる。
一方妖精編ではストーリー上戦闘イベントが設定されている。強制敗北イベントではないが負けたとしてゲームオーバーにはならず問題なくゲームは進行する。こちらはパーティ全員で挑むことができるが戦うタイミングとしては人間編より早く、楽に勝てるというわけでもない。
なおエルウェンは人間編で仲間に加わる女性キャラクターではあるが人間編終盤で発生するデートイベントの対象外であり、どんなに好感度を上げても花火大会に私服で現れることはない。
戦闘
ゲーム内でも屈指の戦闘力を誇る戦士キャラクターで、クリア後にエクストラダンジョン「龍脈洞」で加入するヴァルキリーに数値的にはやや劣るも遜色ない活躍を見せる。全ての数値が高いステータスに加え、隙の小さい連続攻撃、各ギルドトップに共通の全状態異常無効、そしてボルティブレイク完備と相手を選ばず戦うことができる。
設定されているスキルは「昼の王者」で、1日のうち半分は全ステータスがさらに上昇する。対となる「夜の王者」の所持者が2名に対しこのスキルはエルウェンのみが所有する。
装備武器はアヴクール。ボルティブレイクは巨大な光のオーラの剣で敵を切る「光之利剣」。
全体的に光属性を意識させるキャラクターだが設定上はともかくシステム上存在するのは火水風土の4つで、無属性として扱われている。