概要
ジャスレイ・ドノミコルスが所有する装甲巡洋艦。
メカデザイン担当の寺岡賢司氏曰く、『ハーフビーク級戦艦をベースに艦首と艦橋部の装甲を大幅に強化してある重装甲艦で、装甲強化の代償にブリッジの収納機構が無くなっている』艦らしい。
ブリッジの収納機能が無いことがどれだけ危険であることかは、ジャスレイと癒着している彼がその身をもって証明したはずなのに…。
このように戦闘で重要となる装備を廃止する辺り、ジャスレイが戦場・戦闘に関しては素人であることが窺える。
というよりも、「黄金のジャスレイ号」などという自意識過剰にもほどがある艦名に代表されるように、ジャスレイにとっては金持ちのボンボンが高級車を乗り回すような感覚で単純に「財力や権威の象徴の艦」という意味合いが強かったのかもしれない。
その艦名の通り外装は金色に塗られている。過去の作品では金色に塗られたモビルスーツは百式、スモー(ハリー・オード機)、アカツキ、アルヴァトーレ等が存在するが、艦船が金色で塗られた例は珍しい。
このブリッジが収納できないという致命的な欠陥により、最後は三日月・オーガスが駆るガンダムバルバトスルプスレクスの超大型メイスでジャスレイ諸共ブリッジを「叩き潰され」轟沈した。
超大型メイスが対艦を想定して作られたこともあるが、何よりもジャスレイがバルバトスの修理が完了していないと読み違えていたため「バルバトス以外の鉄華団の戦力で装甲を破れはしない」と慢心していたということもあると思われる。
搭載機
パイロットはジャスレイが雇った傭兵と、マン・ロディに乗るヒューマンデブリ。数では鉄華団のMSを上回っていはずだが、鉄華団の総力の前になすすべも無く敗退した。