概要
クリリンが独自に編み出した技。気を円盤状のカッターに練り上げ物体を寸断する。
貫通力に非常に優れ、サイヤ人編では油断したナッパの頬をかすめる程度だったが、ナメック星編では第2形態のフリーザの尻尾の部分を切断し、魔人ブウ編で悟空が使用した際は魔人ブウの体を両断している。
また、ベジータや18号、悟空も同様の技を使用し、フリーザの使用した似た技(デススライサー)には追尾能力もついていた。が、フリーザの場合はその追尾性能が仇となることに。
基本的に戦闘力が大幅に上回る相手にはほとんど攻撃が通用しないドラゴンボール世界において、大幅に戦闘力上回る相手でもキズを負わせるぐらいのことができる数少ない技は、多くの実力者が使用していることからわかるように使い勝手が良い技であるといえるだろう。
特に最初に使われたナッパ戦では、ベジータがとっさに発した警告がなければ、倒すことはできなくてもナッパに致命傷か、それに近い傷を負わせていたと思われる。というか最悪一撃で倒せた可能性もある。
また、当時戦闘力が天と地ほどの差であったにも関わらず相当格上のフリーザ第2形態でさえ気円斬を連射された際は焦って全て必死に避けるくらいであった。
ただし難点は命中率の低さだろうか。前述のベジータの警告があって即座に避け、被害を顔だけに抑えたり、フリーザも尻尾を斬られた後の気円斬は連射したにも関わらず全て避けられてしまったりと命中率には難があるような描写が見られた。
しかし、アニメ版ドラゴンボールでは完全体セルが首に直撃した気円斬を無傷で破壊され、超サイヤ人2の悟飯も素手(気で触れているように見えるが)で受け止め、破壊するシーンがあるため、必ずしも最強の技であるとはいえず、フリーザ以外の者は失敗に終わると使おうとしなかった為、最強と決め付けるのも難しい。
(アニメ版オリジナル演出のため、これを原作者公認の公式設定とすべきかどうかは意見の分かれるところである)
フリーザも即興で使っており(結果的にそれが原因で自滅することになったが)、『ドラゴンボールGT』では悟空が「クリリンの技だな」「マネじゃねえか」と言っている。ちなみにフリーザの技は気円斬の真似ではなく、実際の技名は前述の通りデススライサーである。