概要
野鳥園に通う少女、島本凪がケツァルコアトルスメモリで変身するはずだったドーパント。
史上最大の翼竜・ケツァルコアトルスの記憶を内包したケツァルコアトルスメモリは、園咲琉兵衛が保管するメモリのうちの一つにしてゴールドメモリと同等の力を持っており(メモリの色も金色)、メモリの形状も特殊なものとなっている。
怪人体は三つにひらくくちばしを持つ巨大な巨大な翼竜の姿。
例え劣化した複製品で変身したとしてもすさまじい戦闘力を誇る。
島本凪はケツァルコアトルスメモリの過剰適合者(メモリとの適合率が異常なまでに高い人物)であった。
井坂深紅郎は過剰適合者である彼女にメモリの生体コネクタを打ち込む。更に彼女を恐怖させることで生体コネクタを最大限成長させ、その状態でメモリを彼女に使用することで、ケツァルコアトルスメモリの力を最大限引き出し、それを奪って自分に使用することでパワーアップに利用しようとしていた。
しかし野望達成の前に仮面ライダーアクセルに阻まれメモリを破壊され彼女が変身することはなかった。
もし実現していれば、ウェザー・ドーパントは圧倒的な制空権を手に入れ、井坂曰くサイクロンジョーカーエクストリームやテラー・ドーパントにも勝てる(テラーフィールドを攻略できる)ほどの力を得たという。
もしそれが実現しテラー・ドーパントと戦った場合、テラードラゴンに勝利できたのかは永遠の謎となった。
試験体
井坂が複製したケツァルコアトルスメモリをオウムに挿入した個体。
仮面ライダーダブル・サイクロンジョーカーエクストリームと戦い、「ビッカーチャージブレイク」で倒された。
余談
ちなみに翼竜ケツァルコアトルスの名前の由来になっているのはアステカ神話の白い有翼の蛇神ケツァルコアトルであるが、それに対してテラー・ドーパントのモチーフは饕餮とアステカ神話に登場するケツァルコアトルのライバル神テスカトリポカである。恐らくケツァルコアトル・ドーパントがテラー・ドーパントに対抗できるという推測も神話から来ているものだと思われる。