究極神龍
きゅうきょくしぇんろん
概説
ピラフ一味が神様の神殿から盗み出した「究極のドラゴンボール」から呼び出された神龍。ピラフ一味によってその封印が解かれるも、ピラフの余計な一言を願い事と誤解して悟空を少年期まで戻してしまう。
この「究極のドラゴンボール」は、かつて神が邪悪な心と分離する以前に創ったドラゴンボールで、通常のドラゴンボールよりも大きく、また球も深紅で中の星も黒い。
元は神殿内にある専用の拝殿に安置されていた。
体格は通常の神龍の倍近くもあり、全身も紅で眼は青い。
角も刀状で立派なものが生えており、腕はナメック星の神龍と地球の神龍との中間のような太くて短いかたちをしている。
叶えられる願い事は“一つ”だけだが、その範囲や効力は通常の神龍以上であり、本来神龍によって生き返ると二度目の復活はできないが、究極神龍の場合は可能とされている。
ただし、もし使った後にドラゴンボールをもう一度集めて神殿に安置出来なかった場合、使用者のいた星は一年後に消滅してしまうという、恐ろしい二次作用を秘めている。
しかもボールが飛び散る範囲は宇宙全体ととてつもなく広範囲なため、実際に使用すると惑星一つを犠牲にすることになる。
究極であると同時に、“禁断”のドラゴンボールとも言えよう。
劇中での活躍
最初はピラフ一味によって使用される。
しかしピラフが「悟空が小さかったら負けなかった」と愚痴をこぼしたのを“願い事”と誤認し、悟空を少年期の小さな肉体に戻して宇宙に散ってしまう。
その後悟空たちの活躍でボールの回収に成功するが、今度は地球がベビーによって支配されてしまい、ベビーによって「フルツ星(のちに“惑星ベビー”と改名)の復活」に使われ、再び宇宙に散り散りとなってしまう。
これにより悟空たちの苦労が水泡に帰してしまい、ベビーを倒した後もベジータから「とんだ置き土産だ」と非難されている。
……もっとも、ベビーに関連する置き土産はこれで済まなかったのだが――
最終的にはボールの創造主(を継承した)であるピッコロが地球ごと消滅したため、ボールも究極神龍も宇宙から葬り去られることになった。
その他
初期設定では「ダーク神龍」という呼称で、ボールも「ダークドラゴンボール」という名称だった。そのため一部の資料や特集記事ではこの名称で紹介されている場合もある。
ファンからも「赤い神龍」といった呼ばれ方をされることが多い。