概要
2017年公開予定の国産ゴジラシリーズ第30作目。
2016年8月18日に同年7月に公開された『シン・ゴジラ』の大ヒットで世間が湧いている中で発表され、しかも今度は従来の特撮ではなくアニメーション映画として制作されるというゴジラシリーズの中でも異例中の異例とも言える作品となっている。
同時に本作の監督はTVアニメ版『シドニアの騎士』および2011年以降の劇場版『名探偵コナン』シリーズを手がけた静野孔文と劇場版『亜人』で映画初監督を務めた瀬下寛之の二人体制であるとし、さらに原案と脚本においては斬新な世界設定、衝撃的なストーリーが話題を呼んだ『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になったニトロプラスの虚淵玄が当てられていることも発表された。
アニメーションは『シドニアの騎士』のアニメ制作も行ったポリゴン・ピクチュアズが担当する。
現時点では公式サイトにキービジュアルイラストが公開されているが、それも“宇宙船らしきメカニックが停まっている丘の上から3人の人間が霞がかった深い森林が広がる大地を見下ろしているだけ”というはっきり言ってタイトルがなければゴジラ映画だとはわからないようなものであり、その後に公開されたコンセプトアートも怪獣映画であること以上にSF要素を前面に押し出しているものが多いなど、これが本作品における如何なイメージに基づいてのものなのかは今の所不明となっている(あえて過去作から近い雰囲気の作品を上げるならば年代不明のSF風という点で『GFW』だろうか)。
なお、雑誌に掲載された関係者インタビューによると人間以外の人型種族も登場するとのこと(小美人のような地球土着の亜人種か彼らのような異星人のことなのかは現時点では不明)。
出演キャストには梶裕貴、櫻井孝宏、杉田智和、諏訪部順一、宮野真守、花澤香菜ら人気声優陣が入ることが発表されている。
公開後にはNetflixでの配信も予定されている。
余談
発表当初はGODZILLAだけの表記だったが、サブタイトルは2016年3月22日発売の『シン・ゴジラ』BDセットに特典として付属していた本作のポストカードにより判明した。
ちなみに“怪獣惑星”と書くと1994年から1998年までサンリオピューロランドにて3Dシアター型のアトラクションとして公開されていた“怪獣プラネット ゴジラ”っぽいが、おそらくは無関係である。
ゴジラのアニメ版というとアメリカで制作された1978年版のカートゥーンアニメ(日本未放送)と1998年版の続編的な『ゴジラ・ザ・シリーズ』があるが、日本でかつ映画として制作されるゴジラを題材としたアニメーション作品は本邦史上初である(あとはせいぜい子供向けビデオの『すすめ!ゴジランド』くらい)。
関連リンク
http://godzilla-anime.com/index.html(公式サイト)