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ニャビー、旅立ちの時!の編集履歴

2017-04-08 14:49:53 バージョン

ニャビー、旅立ちの時!

にゃびぃたびだちのとき

テレビアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』第21話のサブタイトル。 20周年記念SPとして1時間枠となった放送の後半の話であり、初のシリアス回である重要なエピソード。

概要

2017年4月6日に放送されたエピソード。

同日は1997年4月1日のアニメ放送開始から20周年を記念した1時間スペシャルであり、このエピソードが放送されたのは後半(7:25~7:55)である。

公式がギャグ面を推し、それを裏付けるように底抜けに明るかった今までのエピソードとは打って変わっての終始シリアスな回であり、前半の内容がやはり明るいものだっただけにその落差が激しく、Twitterを始めとして各所で様々な反響を呼んだエピソードと言える。


本編要約

16話でも出てきた橋の下でニャビーは老齢のムーランドからほのおのキバを教わっていたが、ムーランドは時折咳き込んでいた。木の枝に生えている数少ない葉が一枚、散っていく。

後日、ニャビーの必死の助けを見て、ムーランドの元へ急行したサトシが見たのは、苦しみながら蹲っているムーランドの姿。

ポケモンセンターへ連れて行き、ジョーイに診てもらった後、木の実を買ってムーランドに差し入れようとしたが、ムーランドとニャビーはいなかった。

彼らは橋の下へ戻り、ほのおのキバの練習をしていた。また一枚、葉が散っていく。

眠りの中で、ムーランドが消える夢を見るニャビー。朝起きるとムーランドがいなくなっていた。

まだ一枚だけ木の葉が生えているのを見たニャビーは必死に探し回るが見つからず、ムーランドが座っていたソファーの脚が壊れ、最後の一枚の葉がソファーの上に舞い散った時、ニャビーは雨が降り出す中で慟哭の声を挙げる。

しばらく葉の側で丸くなり、全てを拒絶する態度を貫いたが、雨上がりの時に葉が飛んでいき、ムーランドを形どった雲を見て悲しみを乗り越え笑顔になるニャビー。

サトシからの誘いに、同情なんてイヤだとバトルを申し込むニャビー。サトシはピカチュウを繰り出し、バトルを少し行った後にニャビーが自らモンスターボールへと入り、サトシはニャビーをゲットした。

戦いを終えたニャビーが見上げる空には、ムーランドの形をした雲が浮かび、虹の橋がかかっていた……


本編初の「ポケモンの死」

今まで映画では何度かポケモンが死ぬことがあったり、本編アニメでもXYでトレーナーが死ぬことはあったものの、ポケモンが死ぬエピソードを本編アニメで行うのはサン&ムーンが初である。

本エピソード内では一切直接的な描写(「死」という言葉、永遠に動かなくなるムーランドの姿、墓場の描写etc.)をしなかったが、以下のような暗喩的な描写をすることによって視聴者に「死」を印象づけた。

  • 枯れかかった木の枝に生えている葉が一枚ずつ落ちていき、最終的には全て散ってしまう
  • 葉が川の上に落ち、そのまま流れていく
  • 葉が空に舞い上がり、そのまま上空へと飛んでいく
  • ジョーイがムーランドが衰弱している理由をサトシに語る場面は、ガラス越しに会話している姿のみが描写される
  • 夢の中でニャビーがムーランドの元へ行こうとするが一向に距離が縮まらず、いなくなる
  • ムーランドが座っていたソファーの脚が折れ、その上に最後の一枚の葉が乗る
  • ロトム図鑑の「ムーランドはどこに行った?」の質問にククイ博士が「聞くな」と答える
  • 雨が振り続け、灰色がかった色彩の世界
  • ムーランドを形どった雲と、その側にかかる虹

猫同士気にかけるニャース

16話でニャビーのオヤビン肌を気に入ったニャースは、ムーランドの元へ向かうサトシたちを一人追いかけた。

その先のポケモンセンターでジョーイとの会話を盗み聞き、事情を理解したニャースは、夜抜け出したニャビーたちを探すサトシ一行の前に現れ、「ニャビーのことを見守ってほしい」と言って姿を消す。

その後もニャビーの行末に思いを馳せたり、ムーランドの死に塞ぎ込むニャビーの元へ趣き、話を聞こうとしたり、サトシとニャビーのバトルとゲットを見守り、「これでよかった」と納得するなど、何かとニャビーを気にかける描写が見られた。

これはニャース自身の境遇がニャビーとどこか重なるところがあり、それ故に他人(他猫?)事とは思えないからだろう。

また、今エピソード中ではニャースのキャラソンである「ニャースのバラード」が挿入歌として使用されている。


関連タグ

アニポケ サン&ムーン サン&ムーン編サブタイトル一覧

ニャビー ムーランド

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