CV:金元寿子
人物像
CGSに対する食糧運搬も行っており、CGS参番組に所属する少年兵達にも懇意にしている。
物心付いた時には既に両親はおらず、幼少期には水商売の雑用係として働いていたが、そこでの扱いは決して良いものではなく、罰として食事を与えられない事も多々ありそれに耐えかねて出奔。空腹で動けなくなっていた所を三日月・オーガスに助けられ、CGSと縁のあるハバの雑貨屋で働くようになった過去を持つ。
その経緯もあって三日月に対して淡い恋心を抱いており、手作りの揃いのブレスレットを「御守り」として渡している。普段は無愛想な態度を取る三日月の人となりを理解出来る数少ない人物でもあるが、オルガ・イツカと同じく場合によってはその解釈にズレを見せる事もある。
読み書きは雑貨屋の店主に習っている為、一通りの字を読む事ができる。
いつの間にか三日月と親密になっていくクーデリア・藍那・バーンスタインを強く意識するようになり、鉄華団が地球へ行く事が決定した際に雑貨屋を辞め、炊事係として一行に志願。三日月達と共に地球へ向かう旅に出る。
旅に出た当初はクーデリアを恋敵として見る節もあったが、彼女を年上の女性として尊敬しており、ひょんな事から自身がクーデリアであると勘違いされた際には、クーデリアを守る為にあえて自ら彼女の名前を名乗り、身代わりとなって拷問を受けた事もある。また旅の途中で出会ったアミダ・アルカや名瀬・タービンらの恋愛観を知った事もあって次第に彼女のよき友人として振る舞うようになる。
鉄華団では唯一の女手として子どもたちのお母さん役を演じたいと思っている一方、当の子どもたちからは同年代もしくはちょっと年上の姉程度にしか思われていないことに少し不満を感じている。
一方で、三日月が数々の激戦を経て身体の自由を失っていく中で彼の行末を案じるようになり、次第に「三日月との子供を持ちたい」という気持ちを強めていく。当初は自分自身に対するコンプレックスからその気持ちを押し殺していたが、クーデリアの後押しや三日月の方からのアプローチを経て想いが成就、彼と愛を育んだ。
最終話の動向
ラスタル・エリオン率いるアリアンロッド艦隊の襲撃が迫る中、三日月を置いていくことに渋るが、妊娠している彼女の身を案じたクーデリアに諭され、彼女と共に一足先に本部から脱出、アドモス商会に匿われて生きのびた。
全てが落ち着いた数年後、髪も背丈も伸びた彼女は、とある田園地帯で三日月の子供「暁」を育てていた。
クーデリアと同居、同性婚により苗字が「オーガス・ミクスタ・バーンスタイン」となっていたようで、多忙なクーデリアを支えつつ、二人で息子の両親を務め、私生活を共にし、そんな家に、時たまクッキーとクラッカ(ビスケットの妹たち)が帰省しているようで(おそらく桜ちゃんの家に住んでいるためと推測される。)、楽しく暮らしているようである。
彼の忘れ形見である息子「暁」は髪色や目元が母親であるアトラそっくりに、手の大きさや全体的な顔立ちが亡父の三日月に似てすくすく成長している様子。