概要
かつては海神ポセイドンと女神ガイアの娘であったが、とても大食でありゲーリュオンの守る牛を盗んで食べてしまったことから、罰としてゼウスに一日に3回も海水を飲み干し渦を作り出す怪物に変えられてしまった。
その姿は渦潮そのもの、もしくは海水を飲み込む大口の怪物として描かれている。
その後は下半身が怪物の女スキュラと共に、メッシーナ海峡(シチリア島とイタリア半島の間)を行き来する船を襲う存在として恐れられるようになった。英雄オデュッセウスの一行は彼女に襲われれば船ごと飲み込まれ全滅してしまうために、犠牲は出るがあえてスキュラに近いルートを選んでいる。
創作物におけるカリュブディス
スキュラと比べるとモンスターとしてはマイナーでありキャラクターとしての展開も少ない。
スキュラが下半身のみが蛸の女性と描かれるのに対し、なぜか蛸そのもの魔物と描かれることがある。
また上記の神話からモンスター娘化すると、巨大娘で大食いキャラとして描かれることになる。
ファイナルファンタジーシリーズ
『ファイナルファンタジー3』では大口があるサンゴ礁のような怪物、『ファイナルファンタジー11』ではエイのようなヒレがある蛸として登場した。
神撃のバハムート
船を飲み込もうとする蛸の怪物。
パペットガーディアン
大口の怪魚。