枕営業
まくらえいぎょう
概要
説明しよう。
枕営業とは、業務上で付き合いのある人間同士が性的な関係を築くことによって、物事を有利に進めようとする営業方法のことである。
(『バックステージ・アイドル・ストーリー(BiS)』より)
芸能界において
違うよ。全然違うよ。
芸能界で、特に売れない女優やアイドルなどをプロデューサーなどに「売り出してもらうため」に自分の肉体を差し出すビジネスのこと。
日本に限った事ではなく、ハリウッドなどでも昔から用いられてきた営業方法である。
略称は「枕」、同義語として「夜の営業」「肉体接待」などがある。
古来より存在するが、双方の合意のうえで成り立っている営業であり基本的には和姦。そのまま偉いひとの妾になったり、愛人関係に発展するケースもある。
オーディションの後に個別に呼び出されたりすると危険なニオイがする。
実際に枕営業が発覚した場合には、アイドルとしての価値は暴落するが、その一方で、同コンセプトにより創作されたポルノは世に溢れており、芸能界を舞台にした薄い本でも格好の題材となっているのはご周知のとおり。芸能人と一般人には、そういった状況すら消費になりうる皮肉な体質がある。
もっとも、枕営業自体は売春の一種であり、芸能界に限らず起こりうることである。
というより、人口比を考えれば、芸能界よりも政財界、一般企業、その他における枕営業人口の方が圧倒的に多くなるはず……だが、pixivでもやはりアイドル絡みが多い。
やはりアイドルが裏で春を売っている、というシチュは興味を引くようだ。
声優業界
2007年にアーツビジョンの代表が、オーディション合格の条件として枕営業を強要し逮捕されたことで、声優業界にもやはり存在することが明るみになった。
声優業界も芸能界のうちなので当然といえば当然だが、関智一は声優業界の枕営業については「リスクが多すぎるが合意のうえで成り立っているわけだから逆に根性があるし、どっちもどっち」と語っている。
考えられるシチュエーション
マジでやって犯罪として立件された事例もある。
なお、社会的地位を利用して相手に行為を強要するのは職権乱用(パワーハラスメント)に当たる。くれぐれもしてはいけない。
「社会的地位の高い男性に奉仕する女性」というシチュエーションがイメージとして湧きやすいが、男女は逆になることもある。どちらにせよダメなものはダメ。うらやまけしからんと思ってもダメ。
などなど。