概要
恵方巻きを食べる時以外でも良い方向であるとされる。
この方角は年の十干のみに依存しており、十干は10年で一回りするため、ちょうど西暦の一の位と結びつける事ができる。
15°という微妙な角度は、24方位で分割している事から来ている。
まず、12の方向に十二支を当て、南東、南西、北東、北西に、八卦の内で後天図において斜めの方向に位置する4つ(巽、坤、艮、乾)を当て、残った8方向に、干の持つ五行と方角との関係が合うように、土の干を除いた8つの干を順に当てた形となっている。
年が土以外の陽の干(甲、丙、庚、壬)である場合については、そのものが当てられた方向が恵方となり、これらの5つ後の干(己、辛、乙、丁)も同じ方向が恵方とされる。
そして余った2つは丙と同じ方角が恵方となる。
ただ、同じ方向に凶神がおわす場合は凶方位となってしまうとの事であり、その場合恵方巻きはどうなるのか、その辺はいまいちはっきりしない。
また、恵方は1月1日からではなく、立春の日を境に上記のものに切り替わるとされ、それは2月4日である事が多いため、恵方巻きを食べるのは2月4日の方がいいのでは、とする説もある。