呼称に関して
基本
音読みは「コウ(カフ)」「カン」で、訓読みは「きのえ」「かぶと」。
説文解字では、「草木が萌え出る頃の様」とする。これは太陽の運行と五行バイアスに従って甲乙(東)丙丁(南)庚辛(西)壬癸(北)とし、それに植物の成長もあてはめたもの。
白川静その他は「甲羅」の象形とする。白川は「カメの腹甲」の象形とし、乙(シカの大腿骨)との関連を指摘している。
字音仮名遣では「カフ」。アイヌ語の「カプ」と似る。
雷の意味を持つ「申」は別の字。
十干の甲
五行は木、陰陽は陽とされ、「きのえ」という訓はこの性質を意味する「木の兄」に由来。
大木や乾いた木などを表すとされる。
関連タグ
甲羅 甲殻類 甲冑 甲板 甲虫 甲斐性 装甲 亀甲縛り 甲高い