概要
バラドルとは、歌やドラマ、グラビアなどをこなしつつも、バラエティ番組を主戦場として活躍するアイドルを指す言葉。
「バラエティ(番組)」+「アイドル」による造語。
1990年ごろよりテレビを中心として発生し、台本抜きのアドリブの面白さで人気を集めるのが特徴。
大部分が天然ボケで笑いがとれるタイプだが、中には芸人顔負けの計算づくしのボケ倒しで、時として汚れ役すら厭わない、プロフェッショナル精神に溢れたアイドルも居る。
バラドルの例
『8時だョ!全員集合』のセミレギュラーとして活躍、トップアイドルに上り詰めた。ただし肝心のコントではゲストと同じく優等生役ばかりだが。
すでにトップアイドル(山口百恵、森昌子と共に花の中三トリオと呼ばれていた。キャンディーズより先輩)だったが、『全員集合』では志村けんとの夫婦コントでボケ役(何かと言うと直ぐ悲劇ぶる妻役)をこなした。「何時もボケ役だった志村がツッコミ役なのは珍しい」と言う見方も。
『笑点』の「ちびっこ大喜利」の賞品としてデビュー。そのためかバラエティでの活動が多い。後に元メンバーの山田隆夫が笑点の座布団運びになったのもその縁だろう。
元祖バラドル(それまではバラドルと言う言葉自体が存在しなかった)。元々は普通のアイドルとしてデビューしたが、バラドルに路線変更して人気に。
2010年代におけるバラドルの筆頭格。
天然か計算か測りかねるが、卓越したトークスキルと徹底したプロ根性で業界内外でファンからの支持を多数集める。