マガタノゾーア
まがたのぞーあ
概要
ウルトラマンオーブ第4話「真夏の空に火の用心」でその存在が示唆された闇ノ魔王獣。
外見は通常のガタノゾーアとほぼ変わりはないが、両目の間に魔王獣共通の意匠である赤色結晶:マガクリスタルがあたかも巨大な大角のように配置されているのが最大の特徴。
カードのみでしか登場していないため、現段階では詳細に関しては不明な点が多い。
一つだけ確かなのは、封印にウルトラマンティガの力が使われていたらしいということ。
クレナイ・ガイはマガゼットンを倒した時点で、既にティガのウルトラフュージョンカードを入手していたことから、かつて復活した際にオーブによって倒されたものと推測される(確認できる魔王獣の中では一番最初に倒されたことになる。実際に第10話でも闇→光(略)と倒した順に魔王獣の名前を発言している。あの闇の邪神を最初に倒したオーブとは一体…)。
その後、経緯は不明だが怪獣カードはジャグラスジャグラーの手元に渡ることとなり、最終的に魔王獣たちを束ねる存在:マガオロチの復活に利用されることとなった。
のちに田口監督のツイートで、すべての魔王獣の能力を行使出来るマガタノオロチが持つ触手を相手に絡みつかせる能力がマガタノゾーアの能力であることが判明した。
その立ち位置から、スピンオフ『THE_ORIGIN_SAGA』での登場を期待する声もあったが、結局
登場しなかった。
一応『ウルトラマンフュージョンファイト!』では後述するカードでプレイアブルキャラになっている。こちらでは口から吐く闇「マガ冥闇(めいあん)」を必殺技としている。
その後、完全超全集での「ウルトラマンオーブクロニクル」のエピソード4(偶然にも初登場話と同じ数字)「激闘!イシュタール文明」編にてマガタノゾーアがオーブとどう関わったかが明かされた。
それによると紀元前1800年、一大都市として栄えていたイシュタールには謎のオーロラ現象や干ばつなど滅亡の兆しが現れていた。そして怪しげな宗教マガ教が流行り始め、そしてマガ教の司祭ヌル・ラ・ホテップによって復活させられる。イシュタール文明が誕生する昔に砂漠の彼方にはマガタノゾーアと光の巨人の戦いが伝説として存在した。
そしてウルトラマンオーブとの死闘の末に倒されるもイシュタール文明は周囲の砂はガラス状になり、建築物も大破したりとほぼ壊滅状態となり、民は様々な地方へ去ってしまった。そしてその跡地は死の丘(ケマティ・ブキ)と呼ばれ、4000年後の現代では超科学戦争の痕跡では無いかと言う噂まで出ているほどになった。
果たしてその概要が今後映像作品で描かれる事はあるのだろうか……
なお、ガタノゾーアとゼットンはそれぞれ「一度はウルトラマンを倒したラスボス」であり、「人間の持つ光の力で甦ったウルトラマンに撃破された」という共通点がある。えっ、ゼットンは無重力弾一発でやられたんじゃないかって? 違うんだなあ、それが。
劇中ではカードのみの登場であったが、オリジナルのスーツ画像を加工したデザイン案も用意され、複数の配色パターンが検討されていた。
名前について
第4話でその存在が判明して以来、ファンの間では既存怪獣モチーフの魔王獣の命名法則「マガ+(モチーフ怪獣名)」に従い「マガ+ガタノゾーア」から「マガガタノゾーア」の仮称で呼ばれていた。
プレミアムバンダイで発売決定したDXダークリングに怪獣カードが付属する事が発表され、それに伴い正式名称がマガタノゾーアであることが判明した(参考リンク→http://p-bandai.jp/item/item-1000106461/)。