概要
CV:松嵜麗
第10話に登場した魔女であり、暁美ほむらが最初の時間軸で初めて遭遇した魔女。設定上、しゃべる魔女は彼女のみである。(プロダクションノートには魔女のせりふは手下がしゃべっている、という資料がある)
長期の入院生活により学校の授業にまるで付いていけず、自己嫌悪とコンプレックスで意気消沈していたほむらに自殺を煽り、結界に取り込んで襲い掛かるが、駆けつけた鹿目まどかと巴マミの二人の魔法少女にあっさりと倒される。
第10話を基にしたメモリーズオブユーと魔法少女まどか☆マギカポータブルマミルートにも登場し、本編同様にほむらを結界に取り込むがまどかとマミに倒される。
ポータブル版さやかルートにも登場しており、上条恭介と志筑仁美を結界に取り込んだところ、こちらはさやかと杏子に倒された。
尚、展開によってこの戦いの後さやかがヒーローと見なされるか、さやかの姿をした化物と見なされる。
『謎の魔女結界』では、4つ目の結界『弾刻の結界』20層目に登場。
外観
魔法少女や魔女語をあしらった凱旋門のような姿。魔女の中でも特に珍しい建物の姿をした魔女である。
アニメ版では攻撃は手下に任せ、自力で攻撃した様子はなかったが、魔法少女まどか☆マギカポータブルでは、ロケットパンチやバリアーで応戦したり、自身の周囲に攻撃力のある花を展開する。
魔女の結界
ピカソの「ゲルニカ」やゴッホの筆致を彷彿とさせる結界に住む。これはこの魔女の芸術的な知識を投影しているといえる。
魔女名
Isabelは英語で言うとElizabethにあたる。ヨーロッパ圏ではありふれた名前であるが、特に王族に多い。あるいはこの魔女が特にスペイン出身であるピカソに傾倒していることの表れかもしれない。
彼女の魔女名は二転三転している。凱旋門のような本体の上部に書かれている名前はIsadelであり、これはどの放送局のバージョンも、ソフト化後も同じである。
ところが、魔女図鑑更新時にカードに書かれた名前はIzabelとなっていた。
更に公式ガイドブックでは魔女名がIsabelとなっており、はっきりしない。
『魔法少女まどか☆マギカポータブル』でIsabelと綴られたので、これで確定したようである。
なお、本体に書かれた魔女名が誤植である可能性については、Isadelの項目を参照。
使い魔
名前はMichaela(ミヒャエラ)。役割は「作品」。線画で描かれたゾンビ風の人影の姿をしている。こちらもやはり、まどかとマミにあっという間に倒される。
元の姿?
魔女は魔法少女の成れの果てであることが示されているため、他の魔女と同様彼女の前世を予想するイラストも今後増えていくと思われる。
魔女図鑑の紹介から、絵を描くことを専門とする、非常にプライドの高い少女であったことが予想される。また、絵画の技術や知識には優れているものの、その作品には彼女自身の「独創性」や「感性」が欠落しており、思うような評価が得られなかった。プライドの裏返しで焦るあまりにQBと契約したが、やはり望んだ結果は得られず絶望が募り魔女化、画家としての可能性も人間としての将来も失ったのではないかと思われる。
……どこか身につまされる視聴者も多かったのではないだろうか。
魔女本体の足の部分に女性のレリーフがあるため、これが元の姿なのではないかと思われる。このレリーフは向かって右側の顔が潰されているが、理由は不明である。
魔女に声がつく場合、その声優は元の魔法少女と同一である。
例:Oktavia_von_Seckendorff(TV版)/喜多村英梨
したがって、元の魔法少女がいるとしたら声は松嵜麗であろうと推測できる。
Pixivでの扱い
当初は出番の少なさもあり、それほど話題にのぼることはなかったが、魔女図鑑によって上記の情報が発表されてからは、二次創作の世界で他の魔女に作品を「パクリ」と罵られたり、そのことで気落としをするなど、いじられキャラ的な扱いになっている。
唯一人型をしていないのもいじられやすさに拍車をかける要因。
2chの魔女スレでは様々な魔女のアスキーアートが作られているが、彼女は「門」だけで表現できるため、そういう意味では重宝がられる。また、ファンからは「門ちゃん」と呼ばれることがある。
関連タグ
ドッペル(マギアレコード):命名法則から虚栄のドッペルと導き出せる。