概要
「立憲民主党」 とは日本の政党である。2017年の衆議院解散時点での野党第一党であった民進党が分裂して結党された。初代代表は枝野幸男。
経緯
2017年の衆議院議員総選挙を目前に民進党では惨敗する予測がされており、党勢の回復が党運営の課題となっていた。そこで民進党代表の前原誠司は希望の党への合流を提案「民進党議員は希望の党に全員合流できる」と説明し、党所属国会議員の同意を得ることに成功する。しかし、希望の党代表の小池百合子は「憲法改正」と「集団的自衛権」への賛成、そして「他の政策は党代表へ一任」することをを合流条件に提示し民進党リベラル派らの合流を拒否、民進党国会議員団は分裂することとなった。「党首自らによるクーデター」と言えるこの事件は、右派に属する前原がリベラル派を排除することを目的としていた。
枝野が立ち上げた立憲民主党は「立憲主義の回復」を旗印にしており、旧民主党の右派と左派が同居する包括政党としての性格を継承しつつ、保守派の多くが抜けたことから相対的に左派色の強い政党となった。民進党が取り組んできた日本共産党などとの野党共闘は継続する方針を示しており、マスメディアなどではリベラル派政党とみなされることが多いが、枝野は「右でも左でもなく民主主義と立憲主義を前に進める」政党であるとしており、実際に野田佳彦など保守・右派的傾向の強い人物も合流している。
中心的なメンバー
- 枝野幸男 代表。